テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は10日、この日発足する第2次岸田改造内閣の全ての閣僚の顔ぶれとポストが固まったことを報じた。
それによると初入閣は9人で14人の閣僚が入れ替わった。また現閣僚のうち、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)や関連団体との「関係」を認めた7人が交代となる。岸田文雄首相は9日に長崎市内での会見で改造を前に政治家と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関わりに関連し「岸田政権においては当該団体の関係について自ら点検し厳正に見直していただくことが、新閣僚あるいは党役員等においても前提となる」と述べた。
スタジオで政治ジャーナリストの田崎史郎氏は旧統一教会との関係を認めた7人の交代に「旧統一教会との関わりがあったから交代させたわけじゃないんです」と指摘した。続けて「実際に新しい閣僚の中に何人かは旧統一教会との関わりがあって、祝電を打ったり、集会に出たことがある方もどうも含まれているらしいんです。今日、記者会見で発表されると思いますけど」と明かした。
その上で「岸田さんのお考えは、しっかり点検してください、と。点検した内容はオープンに発表してください、と。それから今後、関係を断ち切ってください、という考え方なんです。関係していたからダメじゃないんです」と解説した。
さらに旧統一教会と自民党議員の関わりについて「何人、関わっているか分からないんですけど、でも聞いてまわると三桁いるんじゃないか、100人超すんじゃないかという人が多いんです。それぐらい、いろんなところで関わりができてしまっている。それをこれを機に今、断ち切ろうということなんです。過去のことは調べても調べつくせないところあるんですけど、これからは気をつけます、断ち切りますというのが新内閣の方針だと思います」と指摘した。