【甲子園】三重、2年連続初戦突破ならず けがに苦しんだエース上山「最後この舞台で投げられて悔いはない」

スポーツ報知
三重の先発・上山颯太(カメラ・渡辺 了文)

◆第104回全国高校野球選手権大会第4日 ▽1回戦 横浜4―2三重(9日・甲子園)

 2年連続の初戦突破とはならなかったが、最後まで粘りを見せた。

 エース・上山颯太(3年)が横浜打線を7回まで3安打2失点に封じる力投も、8回に2点を追加され途中降板。一方打線は、最終回の二死からここまで無安打の鈴木朝陽二塁手(3年)が中前安打で出塁すると、続く高山亮太捕手(2年)が左越えの適時二塁打で2点目を奪った。しかし相手2年生エース・杉山遙希の前に最後は遊ゴロに倒れ、初戦敗退を喫した。

 上山は昨夏も聖地で登板したが、3回戦で敦賀気比(福井)に初回5失点し降板。以降は右肩のけがに苦しみ、今春県大会は欠場していた。母・幸美さんは「見守ることしか出来なくて苦しかったです。家では涙を見せたこともありました」と明かした。それでも、治療のため大阪まで車で連れて行ってもらうなど両親の支えの元で、夏県大会から背番号9で再びマウンドに戻ってきた。

 全6試合に先発してチームを2年連続の聖地に導き「県大会は上山で勝ち上がってきた。上山と心中という思いもあったので(甲子園では)1番を託しました」と沖田展男監督。リベンジの大舞台で「昨年は打たれたら動揺して大量失点してしまっていましたが、今年は落ち着いて最少失点で抑えられた」と確かな成長を実感した。「仲間みんなで頑張ってきて最後はこの甲子園で終われたので悔いはないです。これからも(大学で)野球を続けたいです」と上山。下級生が多かった現チーム。この敗戦を糧にし、来年の聖地で春夏通算30勝目を目指す。

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