【甲子園】市船橋「森本ツインズ」弟・哲星が同点打、兄・哲太が送りバントでサヨナラ勝利アシスト

スポーツ報知
8回2死一、二塁、市船橋・森本哲星が左線へ同点となる適時二塁打を放つ(カメラ・渡辺 了文)

◆第104回全国高校野球選手権大会第3日 ▽1回戦 市船橋6x―5興南(8日・甲子園)

 市船橋(千葉)の吹奏楽部に伝わる応援曲「市船soul」が興南(沖縄)戦で甲子園に初めて響き、サヨナラ勝ちを呼んだ。2017年1月、がんのため20歳で早世した浅野大義さんが在学中に作曲。5月、生涯を描いた同名小説を映画化した「20歳のソウル」が公開されるなど、ナインの背中を押し続けた。

 市船橋が誇る“森本ツインズ”の弟・哲星が奇跡を起こした。片野優羽の夏の甲子園チーム初本塁打で1点差とした8回。「市船soul」が聖地に響く中、なお2死一、二塁の好機で三塁線を破る同点適時二塁打を放った。

 さらに9回無死一、二塁で兄・哲太が送りバントを決め、1死満塁となった後に代打・黒川裕梧がサヨナラの押し出し死球。投手としても3回途中から救援登板し、最後まで得点を与えずに勝利を呼び込んだ哲星は「自分たちの力になる、後押ししてくれる感覚。甲子園で市船soulが聞けて良かった」と喜びをかみしめた。

 押し出し死球でのサヨナラ勝ちは31年ぶり4度目。最大5点差をひっくり返すミラクル勝利で同校25年ぶりの“聖地星”だ。四半世紀前に8強入りした97年の1回戦・文徳(熊本)戦では、春夏通じて最大点差逆転勝ち(14年夏に大垣日大も記録)となる8点差からの逆転勝利を演じていた。

 逆転の市船橋には不思議な力が宿っている。「まだまだ市船soulを全国で披露できるように頑張ります」と海上雄大監督(40)。筋書きのないドラマが始まった。(中野 雄太)

 ◆双子の甲子園

 ▽早実・芳賀兄弟 2年生エースの兄・誠はけがに泣き、80年夏は1年生の荒木大輔が甲子園を席巻。弟・功は外野手だった。

 ▽興南・国吉兄弟 10年春夏と史上6校目の連覇を達成。兄・大将、弟・大陸は史上初の兄弟での快挙。

 ▽日大東北・堀米兄弟 弟・涼太が1年生ながら21年夏の1回戦・近江戦にリリーフ登板。兄・翔太はブルペン捕手として支えた。

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