ダートの3歳3冠レース創設が日本競馬の活性化を呼ぶか 2年後の変革がもたらすもの

スポーツ報知
カフジオクタゴン(左)が制した今年のレパードS

 今年のレパードSを見ながら2年後に思いをはせた。2年後とは、今年6月にNAR、JRAなどが発表した24年に創設されるダート競走の3歳3冠レースのこと。南関東の羽田盃、東京ダービー、ジャパンダートダービー(レース名は変更予定)をすべてJRAと他の地方馬に開放し、賞金を増額するなどして3歳世代のダート王を決定するという画期的なものだ。

 もちろん、出走枠の配分の問題などクリアしていかなければいけないことは多くあるとは思うが、ダート界の整備は大いに歓迎といえる。

 7月上旬に行われたセレクトセール2022。23年デビューの2歳馬からダート界が大きく動き出すが、その世代となる1歳馬セールでシニスターミニスター産駒の「ヒラボクビジンの2021」が6400万円の高値で落札された。さらに、パイロ産駒の「ノットオーソリティの2021」が産駒最高額となる5000万円で落札。市場がさっそく反応したことは、馬主も「ダート3冠戦線」に興味を示している証拠。ダート界にも注目がいくことで生産界がさらに活性化し、芝だけでなくダートでも強い馬が出現する機会が広がり、日本競馬の発展にもつながっていくはず。

 その中で、記者が注目しているのは種牡馬戦線だ。レパードSを勝ったのは、モーリス産駒のカフジオクタゴンで、2着はドレフォン産駒のタイセイドレフォンだった。芝では、19年にディープインパクト、キングカメハメハが相次いで天国に旅立ったが、ダート界もゴールドアリュール、クロフネらが去り、次代のエース候補の出現が待たれている。個人的には、ドレフォン産駒がイチ押しだが、今からエース候補を自分なりに探すのも面白いだろう。

 昨年、日本馬が勝てるのだろうか? と凱旋門賞と同じくらい難攻不落に思えたブリーダーズカップ(BC)のディスタフをマルシュロレーヌ(牝5歳、栗東・矢作芳人厩舎、父オルフェーヴル)が制したことは、今も衝撃として胸に残るが、この改革が軌道に乗れば、マルシュロレーヌに続く後輩の出現も夢物語ではなくなるはず。2年後のダート界はどんな顔を見せながら発展していくのか―。想像すると、今からワクワクが止まらない。(中央競馬担当・松末 守司)

競馬

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請
×