全国高校総体自転車 函館大谷・中石湊、夢は「競輪の一流選手になって、五輪金メダル」…1000メートルTT大会新で連覇達成

◆全国高校総体▽自転車(6日、高松競輪場)

 自転車1000メートルタイムトライアル(TT)でジュニアトラック世界選手権(23日から、イスラエル・テルアビブ)代表の中石湊(函館大谷3年)が、1分3秒798の大会新で2連覇。春の全国高校選抜に続き、全国2冠を獲得。

 視線は“世界”を見据えている。1000メートルTTを大会新で快勝し2連覇、春の全国高校選抜に続く2冠を達成した中石は「負けられない重圧もありましたが、全力を出すことに集中。勝ち切ることができました」と笑顔で汗をぬぐった。

 7月31日のジャパントラックカップ(静岡)の男子スプリント予選(200メートルタイムトライアル)で10秒121のジュニア日本新を樹立。勢いそのままに、自慢の“豪脚”を発揮、2位に1秒以上の差をつけた。

 大阪出身で、中学まで陸上短距離選手だったが、腰椎分離症を患い競技を断念。小さい頃、岸和田競輪場で見た競輪に関心を抱き、プロ選手を夢見て転向を決意した。函館競輪場が近く練習環境に恵まれた函館大谷高に進学し、母親も一緒に函館に移り食事、身の回りの世話をサポートしている。元競輪選手の大森芳明コーチ(63)、教頭を務める木戸口靖之顧問(40)の指導を受け成長し、昨夏の高校総体を初制覇した。

 今春の選抜優勝後、6月のアジア選手権(インド・ニューデリー)に出場、スプリント金、ケイリン銀、1000メートルTT銅と出場3種目でメダルを獲得した。日本ジュニアのホープとなった。

 今大会後、伊豆のナショナルチーム合宿に参加し、ジュニアトラック世界選手権に臨む。その後は国体に出場し、秋に「日本競輪選手養成所」(静岡・伊豆)の入所試験に挑戦予定。「世界選手権は出場3種目で金メダルを狙いたい。プロ競輪選手の夢も叶え、函館を拠点に一流選手になって、五輪で金メダルを目指したい」とさらなる目標を追い続ける。

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