J1札幌、FW興梠慎三36歳初戦「勝たなきゃいけない」…勝ち点並ぶ湘南戦「ペトロヴィッチ監督のために」覚悟は変わらず

スポーツ報知
チームにとっても重要な36歳初戦へ調整する札幌FW興梠

 J1北海道コンサドーレ札幌は6日、宮の沢で練習した。6戦ぶり勝利と14位からの浮上を目指し、7日は勝ち点25で並ぶ13位・湘南と敵地で戦う。7月31日に誕生日を迎えたFW興梠慎三にとっては、36歳初戦。恩師と慕うミハイロ・ペトロヴィッチ監督(64)の力となるため、今季期限付き移籍で加わったストライカーが、8月初戦の大事な試合で勝利に貢献しにいく。

 闘志は内に秘め、興梠は試合前日の準備を静かに整えた。14位に後退し、気づけば残り11戦となった今季。順位の近い湘南戦は、終盤を左右する天下分け目の決戦となる。4戦連続先発へ、前節後は仲間と連係を深め、攻撃の迫力も追求してきた。「難しい戦いになると思うけど、湘南は一つ上の順位にいるし勝たなきゃいけない。頑張ります」。幾多の経験を重ね、一戦の重みも分かっているからこそ、短い言葉に決意を込めた。

 J1で史上最長9年連続2ケタ(12~20年)など歴代3位の159得点を重ねてきた男も、プロ18年目の今季は初の期限付き移籍で札幌に加わった。2月の本拠開幕戦で1得点後、右膝半月板手術の4月から約2か月の離脱もあった。そこから再起し7戦連続出場の名古屋戦(30日、2△2)翌日。札幌で初めての誕生日を迎え、36歳となった。

 キャリア初の決断も、浦和時代から「サッカーの恩師」と慕うペトロヴィッチ監督の力になりたいという熱い思いがあったから。「ミシャ(ペトロヴィッチ監督の愛称)が浦和を解任された時、なぜ貢献できなかったんだと悔やむ日が続いた。体がぶっ壊れてもチーム、ミシャのために戦いたい」。加入会見で示した覚悟は、歳を重ねても、5戦未勝利の逆境でも何一つ変わらない。

 その指揮官が「全てを懸けてもいい大事な一戦」と位置付けた湘南戦。何度もミーティングも重ね、心を一つにしてきたチームの中で、興梠も燃えないはずがない。歴代2位の佐藤寿人氏まではあと2点。36歳初戦での到達も視野に、最前線で体を張り、勝ち点3を呼び込む。

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