【巨人】原辰徳監督 増田大のまさかの落球も史上10人目の1200勝

スポーツ報知
1200勝を達成しボードを掲げる原辰徳監督(カメラ・中島 傑)

◆JERAセ・リーグ ヤクルト2―3巨人(6日・神宮)

 巨人がヤクルトに連勝。原辰徳監督(64)が史上10人目の監督通算1200勝目を挙げた。プロ初勝利を目指して先発した直江大輔投手(22)が5回に危険球で退場。嫌なムードの中、グレゴリー・ポランコ外野手(30)の2戦連発となる同点17号2ランなどで逆転した。守護神・大勢投手(23)らを欠く中、4人のリリーフ陣がこのリードを死守。井納翔一投手(36)が移籍後初勝利を挙げ、チームは約1か月ぶりの3連勝となった。

 しのぎきった。1点リードの9回2死一、三塁。中堅・増田大のまさかの落球で招いたピンチで、代理守護神のクロールが踏ん張った。中村を真ん中低めに沈むカーブで三ゴロに封じて来日初セーブ。「セーブが付いたのは良いことだけど、とにかくチームが勝ったことが一番。これからも与えられたところで自分の投球をできるように準備していきたい」。接戦を制してチームは7月5~7日のヤクルト戦以来、6カードぶりの勝ち越しとなった。

 チームを襲ったコロナ禍により守護神・大勢や平内、赤星ら中継ぎ陣を欠く中で後半戦がスタート。前半戦終了時で救援防御率4・25と苦しんでいた中継ぎ陣は、さらに戦力ダウンしての戦いを余儀なくされた。苦境にある中、この日はさらにアクシデントに見舞われた。

 先発の直江が5回先頭の赤羽に頭部死球を与え、危険球退場。相手に大きく流れが傾いてもおかしくない状況で、役目を果たしたのが経験豊富な高木だった。この回、塩見の適時二塁打で1点は失ったが、同点に追いついた直後の6回も続投して3者凡退の好投で流れを引き戻した。原監督が「2イニング頑張ってくれた。ああいう場面で動じないのは(高木)京介くらいだね」と表した強心臓でチームを救い、高木は「何よりもチームが勝つことができたのがうれしい」と喜んだ。

 7回は井納が1回無失点と好投し、直後に打線が勝ち越しに成功。8回からは高梨―クロールとつないで逃げ切り、井納はDeNAから加入2年目で移籍後初勝利を手にした。2日の阪神戦(東京D)に敗戦後、桑田投手チーフコーチは「いま投げられる投手はチャンス。チャンスをしっかりものにしてほしい」と求めていたが、この日は各投手が役目を果たして白星を引き寄せた。

 現時点の救援防御率はリーグワーストの4・27、8月以降では4・76と中継ぎ事情は依然として苦しいが、7月6日以来1か月ぶりの3連勝とチームには勢いが戻ってきた。監督通算1200勝を達成した原監督は「毎回毎回で申し訳ないけど、またあしたになればね、同じ心境の中で、朝を迎えてユニホームを着るでしょう」と引き締めた。チーム一丸となって、目の前の1勝をつかみにいく。(小島 和之)

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