葛西紀明5位 50歳ラージヒル初試合でK点越え126・5m「キングカズさん目指してやっていきます」

スポーツ報知
5位に入り笑顔を見せる葛西紀明(右、左は優勝した小林陵侑)

◆第23回札幌市長杯大倉山サマージャンプ大会(6日、札幌・大倉山ジャンプ競技場=HS137メートル、K点123メートル)

 ラージヒル(LH)で行われ、成年男子は14年ソチ五輪銀メダルの葛西紀明(50)=土屋ホーム=が5位に入った。今夏LH初戦で1回目に116・5メートル、2回目にK点越えの126・5メートルをマーク。今季初の入賞を果たした。唯一130メートルジャンプを2本揃えた小林陵侑(25)=同=が優勝し、サマー2連勝を飾った。

 レジェンドぶりを発揮した。今季まだ一度も練習していなかったLHで、葛西は試合前の公式練習をパス。一発勝負でいきなり116・5メートルを飛んだ。自らリクエストしたB’zの「ultra soul」をBGMに、2回目はその上を行くK点越えの126・5メートル。「(練習を)飛ばずに入賞。さすがレジェンドとしか言いようがない」と今季初の入賞にご機嫌の笑みを浮かべた。

 経験と直感を信じた。ノーマルヒルで行われた5日の札幌市長杯宮の森サマー大会を経て「(一発目から)いける感覚があった」。積み上げてきた技術と経験値をビッグジャンプに注ぎ込み、“まな弟子”の小林陵も「やっぱりラージ上手だなあ」と“師匠”の活躍を喜んだ。

 ストイックさも健在だ。冬は1日20回、夏場でも1日「5~6回」体重計に乗り、14位だった7月31日の今季初戦から2キロ以上減量。6月に節目の50歳を迎えたが「50と聞くと、上にはキングカズさんがいる。カズさんを目指してやっていきます」。55歳のサッカー元日本代表FW・三浦知良の存在も、レジェンドの心に火をつけている。

 今夏3戦目で5位に食い込み「いい感じでステップアップしてきている。あした表彰台を狙っていける自信につながった」。7日は夏の札幌3連戦最終戦・チャレンジカップ大倉山サマージャンプ大会。虎視眈々(たんたん)と“上”を目指す50歳が、今年もジャンプ界を盛り上げる。

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