J2ツエーゲン金沢が4連敗 選手13人がコロナ陽性で戦力ダウン

スポーツ報知
ゴール前で競り合う金沢の選手

◆明治安田生命J2リーグ ▽第30節 仙台4-1金沢(6日、石川県西部緑地公園陸上競技場)

 16位のツエーゲン金沢は、1-4で3位のベガルタ仙台に敗れ、今季初の4連敗を喫した。7月16日の新潟戦から3試合連続で0-3で完敗し、この日も序盤から4連続失点を許した。終盤は気迫のこもったプレーも見せたが、新型コロナウイルス感染で13人の選手を欠き、攻守で精彩を欠いた。コロナ感染に関し、柳下正明監督は「十分に注意しているが、毎日のように1、2人と増えてしまった。でも、ツエーゲンのユニホームを着て試合をする以上、責任感を持ってプレーすることは当たり前です」と話した。

 石川県内でも新型コロナウイルス感染者が急増している中、チーム内にも感染者が続出。7月29日から8月4日のわずか1週間で、選手13人とスタッフ1人がPCR検査で陽性判定を受けた。「練習では10対10はできないが、できるトレーニングに取り組んできた」と話す。保健所の指導を受けながら、リーグ規定によって、この日の試合は開催されたが、通常18人のベンチ入りメンバーは16人のみ。DF7人に対し、FWは2人のみとアンバランスな構成となった。

 特に守備面で主力選手を欠き、前半は守備が崩壊。相手選手をフリーにしてしまう場面も多く、前半9分にはGK白井裕人(34)が飛び出し、相手選手を倒してPKに。飛んだ反対方向に落ち着いて決められて先制点を許した。「ゲームに出ていない選手もおり、(連係の)タイミングがずれていく。1人ならカバーできるが、2、3人だとカバーするのも難しい。守備でリズムが崩れると、攻撃も難しくなる」と指揮官。同18分には強烈なシュートをGK白井が防いだものの、こぼれ球を悠々と決められて2失点目。そして後半3分には、ハーフライン付近で簡単にボールを奪われると、そのままシュートに持ち込まれて3失点目となった。21分にもFKをGK白井がパンチングで防いだが、こぼれ球をつながれて追加点を許した。

 攻撃では仙台の堅守を突破できない上、パスも通らず、決定的なチャンスも多く作れなかった。後半30分には相手DFのパスをカットして、FW林誠道(26)が1点を返し、反撃も見せたが追加点はならず。FW登録は、豊田陽平(37)と林の2人のみで、疲れの見えた後半も交代することができなかった。「ほとんどの選手が90分を戦って頑張った。でも、疲れている時こそ、シンプルなプレーが必要」と話した。

 この日は3215人のサポーターが訪れ、ゴール裏スタンドでは声出しの応援が許可されたが、期待に応えることはできなかった。13日は8位の山形、20日は5位の長崎と、上位チームとの対戦が続く。感染者の回復には時間がかかりそうだが、「症状が無くなった選手は、フィジカルコーチの指示で、部屋の中で身体を動かしている。負荷を掛けながら、外に出られるようになったらランニングし、2週間あれば戻って来れる」と柳下監督。地道にトレーニングを再開し、苦しい時期を乗り越えるしかない。(中田 康博)

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