◆JERAセ・リーグ 中日0―1DeNA(6日・バンテリンドーム)
中日のライデル・マルティネス投手が、牧に痛恨の決勝打を浴びた。0―0の9回から登板した絶対的守護神は、先頭・関根に死球を与えると2死一、二塁から4番・牧に右前へのV打を浴びた。これでチームは3連勝のち4連敗。今季ワーストタイとなる借金13となった。
先発・小笠原は8回4安打無失点と好投。140キロ台後半の力強い直球とチェンジアップ、カーブを制球し、DeNA打線を翻弄したが、味方の援護なく勝ち星にはつながらなかった。
肝心の打線も、DeNAを上回る8安打を放ちながらお決まりとなった「あと一本」が出ず、今季18度目の零封負けとなった。
以下、立浪監督の一問一答。
―ライデルが最後にやられた。
「点を取れるチャンスは何回かあったんでね。あと一本が出るか出ないかの差を、最後見せられたというところ。早い回で取っていれば、小笠原も頑張っていただけに、打線がちょっと見殺しにしてしまった」
―DeNA・坂本に右打者が何とかして欲しかった。
「チャンスはあったわけですし。いいようにリードされ、やられている試合が昨日、今日と目につく。技術的なところでうまくいかないなら、もっと狙い球を絞らないといけない。絞ってはいるんでしょうけど」
―小笠原の継投のタイミングは。
「(8回の)最後のピンチしのいで本人は当然いきたかったと思う。なんとかライデルでいって、裏の攻撃でサヨナラを狙いにいった。(小笠原の内容も良かった?)前回勝ってますし、いい投球して勝ちをつけてあげられなかったのが一番、残念なところ。終盤の粘り、球威も落ちなかった。これに勝ちがつけばさらに成長する。確実に成長している」
―ライデルは、先頭打者を出している。
「1点もあげてはいけないところで、先頭出すと神経も使いますし。先頭さえ取れればポンポンといく。セットポジションやクイックとか色んなことを克服しないと・・・。ずっと調子良かった。(最近)ボールの走りとか、フォークボールもあんまり落ちてない。でも、彼しか抑えはいないんでね」
―昨日守備でミスのあったレビーラが、打撃面で奮闘した。
「粗さもありますけど、なんとか早く日本のピッチャーになれて欲しい」
―ビシエドが4打席でゴロアウト。
「DeNA戦は特に勝負どころ、チャンスで内角を攻められている。そこの克服というのがね。ちょっとスタイル変えていかないと克服できないのかな」
―DeNAに勝ち越しがなくなった。研究されてる?
「3、4番に試合を決める一打を打たれている。そこだけだと思います」