バドミントンの世界選手権(8月22~28日、東京体育館)男子シングルス代表の桃田賢斗(NTT東日本)が6日、オンラインで取材に応じ、2大会ぶりの頂点に挑む今大会へ「コンディションは感覚的にものすごく上がってきている。チャンスを死に物狂いでつかむ覚悟でやりたい」と決意を込めた。
昨夏の東京五輪は、1次リーグ敗退。「悔しい思いしかない。ふがいない思いを痛感した」と振り返る。3年以上1位を守った世界ランキングも、現在は2位。「ランキングは今あまり気にしていない。相手どうこうより、自分のプレーに集中して、自分にしっかり力をつけていければと思う。自分が勝ちたい時にしっかり勝ちきる力は大事。ランキングや、1回1回の結果で一喜一憂しないのも、今の僕には大事なんじゃないか」と思い定め、地道に復活ロードを歩んできた。
東京五輪は無観客だったが、今大会は有観客で開催。自国開催の大舞台で、雪辱には何よりの場になる。「結果を求めてやりたい。久しぶりに日本のファンの方々の前で試合ができる。ホームなので、応援を体いっぱいに感じながらプレーしたい」と胸を躍らせた。