◆第104回全国高校野球選手権大会第1日 ▽1回戦 国学院栃木10―3日大三島(6日・甲子園)
開幕戦は37年ぶり2度目の出場となる国学院栃木が日大三島(静岡)に逆転勝ち。甲子園で同校初の夏白星を挙げた。栃木勢としては19年の作新学院以来、3年ぶりに初戦突破を果たし、夏の県勢60勝目をマークした。
国学院栃木は3点ビハインドで迎えた4回、3安打に相手の守備のミスも絡んで同点に追いつくと、5回1死一塁から4番・平井がレフトへの適時二塁打を放ち、一塁走者の小木曽が激走。ヘッドスライディングで本塁に生還し、勝ち越した。
6回にも攻撃の手を緩めず、3四死球に4安打と打者一巡の猛攻で4点を挙げ、リードを5点に広げた。
8回にも鈴木の適時三塁打などで2点を追加。計13安打10得点と打線が爆発した。
投げては2年生のエース右腕・盛永が146球と力投。7安打3失点で完投勝利を成し遂げた。
名将・永田監督のもと、33年ぶり2度目の出場となった日大三島は4失策とエラーが相次ぎ、夏の初勝利はならなかった。