【甲子園】春夏連覇狙う大阪桐蔭倒すのは 智弁和歌山の底力か近江の執念か…担当記者が占う

スポーツ報知
開会式で整列した各校の主将

 第104回全国高校野球選手権大会が6日、甲子園で開幕した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、一昨年は中止。昨年は原則無観客で行われたが、今回は上限なしで一般観客の入場が認められ、聖地に本来の熱気が戻って来る。東京アマチュア野球担当の浜木俊介記者が、大会を展望した。

 新型コロナウイルスに翻弄(ほんろう)され続けた3年生たちが“主役”として甲子園の舞台に立つ。

 2020年春。入学直前のセンバツが史上初の中止となり、夏の選手権大会も行われなかった。活動は制限され、入部した実感さえ得られないまま、時は過ぎていった。

 それでも秋には大会が開催され、昨年は聖地に球音が戻って来た。最後の夏。折れない心で野球と向き合い続けた成果を最大限に発揮しようと、ひたむきにプレーした。

 地方大会の決勝は、各地で劇的なゲームが繰り広げられた。1点差の決着が14試合もあり、延長戦は4試合。茨城と岐阜では、サヨナラ本塁打が飛び出した。思いが伝わるシーンを、何度も目にした。

 圧倒的な強さで今春センバツを優勝した大阪桐蔭が、盤石の試合運びで勝ち上がって来た。昨年の覇者・智弁和歌山の姿もある。“チャンピオン”を倒すチームは現れるのだろうか。

 京都国際は、コロナの集団感染のため今春のセンバツの開幕前日に出場を辞退した。プロ注目の左腕・森下瑠大投手(3年)は、挫折をバネに、さらなる成長を遂げた。

 横浜は昨秋、集団感染が判明し県大会の出場を辞退。センバツへの道が断たれた。3年生の入学と時を同じくして就任したOBの村田浩明監督(36)は「全員の結束力で、必ず甲子園へ! すべては、3年生の為に!」と記した手紙を部員に渡し、優勝をもぎ取った。つなぐ意識を徹底した野球に、打倒の可能性を感じる。

 執念という観点なら、昨夏は準決勝で智弁和歌山に、センバツでは決勝で大阪桐蔭に敗れた近江の剛腕・山田陽翔投手(3年)も要注目の存在だ。

 3日の組み合わせ抽選を前に、浜田、帝京五、有田工、九州学院がコロナの集団感染と判断された。今後の感染状況が気になるが、無観客だった昨年とは違い入場者の規制なしに大会が開かれる。困難を乗り越えて聖地に立つ球児の全力プレーを、甲子園のファンが後押しする。(浜木 俊介)

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請
×