二階堂蓮、26年冬季五輪へ札幌開幕戦2位…優勝の“世界の陵侑”を「いずれ超えないといけない」

スポーツ報知
表彰台に上がった二階堂蓮(左、中央は1位の小林陵侑、右は3位の竹花大松)

◆第40回札幌市長杯宮の森サマージャンプ大会(5日、札幌・宮の森ジャンプ競技場=HS100メートル、K点90メートル)

 ノーマルヒル(NH)で行われ、成年男子は今季から所属先が変わった二階堂蓮(21)=日本ビール=が2位に入った。1回目95メートル、2回目90・5メートルとK点越えを2本そろえ、北京五輪代表漏れの悔しさを、26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪で晴らすべく好発進。優勝は今季初戦を迎えた小林陵侑(25)=土屋ホーム=。葛西紀明(50)=同=は13位。

 心機一転。リスタートを切った二階堂が青空を切り裂いた。1回目に95メートルをマークしての2回目。練習通り、1本への集中力を発揮した。2本連続のK点越えとなる90・5メートルで2位に入り「大きな失敗なく終われて良かった」と胸をなで下ろした。

 競技に専念するため、大学を中退。しかし、北京五輪出場をかけた昨季までは自身でスポンサーを募り活動費を捻出するなど「思うようにいかなかった」。昨季の全日本選手権でNH、LHともに4位と食らいつき、W杯下部のコンチネンタル杯で逆転切符を狙ったがかなわなかった。

 悔しさをかみしめていた今年3月、日本ビールスキー部から声をかけられた。道具の支援や遠征費など、経済面でのバックアップが始まり「本当に助かっています」。元日本代表女子コーチ、小川孝博氏の指導も受けられるようになった。長所を徹底的に伸ばし、「いいジャンプを3本そろえたら練習は終わり」という指導方針の下、集中力や成功体験を積み重ね、迎えた国内開幕。7月29日の全日本サマージャンプ朝日大会で優勝と結果を出した。

 しかし、7日まで続く札幌3連戦の初戦で、表彰台の中央には“世界の陵侑”が上がった。「実力差は相当あるけど、目指しているのは世界のトップ。いずれ超えないといけない」。91年の世界選手権に出場した父・学さんから基礎を教わった筋金入りのジャンパー。26年五輪に向け「僕にしかできないジャンプを極めたい。何としてでも世界をつかみにいく」と、新たな環境で突き進んでいく。(堀内 啓太)

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請
×