浜松北・高橋優喜「初めての20分台」繰り上がり2位…男子5000メートル競歩

スポーツ報知
懸命にゴールテープを目指す浜松北・高橋優喜

◆全国高校総体▽陸上(5日、鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム)

 5000メートル競歩では、高橋優喜(浜松北3年)が20分57秒32の自己ベストで銀メダルを獲得した。4番手でゴールテープを切るも、先着の2人が失格となり2位に繰り上がった。

 浜松北・高橋がラスト600メートルで全ての力を振り絞った。後続のランナーが迫る中「絶対に負けたくない」と必死の形相で4番手でゴールテープを切ると、そのまま競技場に倒れ込んだ。「初めての20分台」と笑顔を見せるもレース後はふらふら状態。すると魂を削った18歳に“朗報”が届く。前の2選手が失格となり、銀メダル確定の報告を受けると「よっしゃー」と右拳を握りしめ、ガッツポーズで喜びを爆発させた。

 インタビュー場では過呼吸気味になるほど壮絶なレース展開だった。「トップの選手から絶対に離れない」とオーバーペースにも必死に食らいつく。さらに「途中で足がつりそうになった。残り3周の表示を見た時は、3周耐えられるのかと思うぐらい頭が混乱した」。それでもヒーローのために駆けつけた“高橋優喜応援バスツアー”の後輩や同級生20人のために「絶対に負けたくなかった」と気持ちで自己ベスト20分57秒32で堂々銀メダルをつかんだ。

 6月の東海総体優勝後は、3年生1人で黙々と練習してきた。県勢男子の高校総体5000メートル競歩では、7月の世界陸上35キロ競歩で銀メダルを獲得した御殿場南出身の川野将虎の16年3位以来6年ぶりのメダルとなった。「全て出し切った」。大切なメダルを掲げ、応援席に向かって表彰台ではおどけたポーズをお披露目した。(森 智宏)

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