大谷翔平がイチローに並ぶメジャー通算117発 今日vsマリナーズ イチローの前でイチローを超える

スポーツ報知
7回2死、右越えにこの試合2本目となる24号ソロ本塁打を放つ大谷翔平(カメラ・泉 貫太)

◆米大リーグ エンゼルス7―8アスレチックス(4日・アナハイム・エンゼルスタジアム)

 【アナハイム(米カリフォルニア州)4日(日本時間5日)=ペン・安藤宏太、カメラ・泉貫太】エンゼルス・大谷翔平投手(28)が本拠地のアスレチックス戦に「2番・DH」でフル出場し、今季5度目となる1試合2本塁打を放った。メジャー通算117本目で、イチロー(マリナーズなど)に並んで日本人歴代2位に浮上。エ軍は7本の本塁打を放ちながら、いずれもソロで逆転負けを喫する“珍黒星”で借金が今季ワースト17となった。

 心配は無用だった。大谷は、周囲の不安を吹き飛ばすように、左に右にアーチを描いた。先発登板した3日(同4日)には、降板後に右前腕をつったような症状があったため、代打を送られ途中交代。それでもナイター翌日のデーゲームながら先発し、いきなり初回1死走者なしで左中間へ先取点となる23号ソロを放つと、7回2死走者なしでは見逃せばボールかという内角スライダーを右翼に運んだ。

 今季5度目で、米通算11度目の1試合2本塁打。試合前に「疲れや脱水でスーパーマンでもたまにはそうなる」と話していたネビン監督代行も「きのうは大事を取っただけだったので今日は大丈夫だった。素晴らしかった」とホッとしたようにたたえた。7月25日(同26日)に自打球を当てた右膝上にはまだ青あざが残るなど、万全でなくても大谷には関係なかった。

 通算117本塁打目。日本人歴代2位タイとなった。米1年目だった18年開幕前は苦しんだが、イチロー氏の助言などもあってノーステップ打法にするなど打撃フォームを大きく修正したことで、すぐに異国の投手に対応。長距離砲ではないとはいえ、“師匠”が19年かけて積み重ねた本塁打に5年で追いついた。

 だが、大谷が2発打とうが勝てないのがエンゼルス。この試合では球団最多タイとなる7本塁打を放った。全て異なるイニングのソロで、本塁打以外の得点はなし。ソロ本塁打のみの7得点はメジャー史上初で、7本塁打を放ちながら試合に敗れるのは6例目という珍事だった。最後は1点を追い、9回2死一塁で大谷が打席に立つも遊飛でゲームセット。指揮官も「こんなのは見たことがない」と、お手上げだった。

 昨年から6度足踏みが続いている10勝目をかけた次回登板が9日(同10日)の敵地・アスレチックス戦になることも決定。3日はア軍に6回途中3失点で7敗目を喫したが、リベンジへまずはバットで脅威を植え付けた。5日(同6日)からはイチロー氏が会長付特別補佐兼インストラクターを務めるマリナーズ4連戦。目の前で本塁打を放ち、“イチロー超え”を果たす絶好のチャンスだ。(安藤 宏太)

 ◆アスレチックス戦での主な記録

 【大谷翔平】

 ▽1試合2本塁打 6月21日(日本時間22日)の本拠地・ロイヤルズ戦以来、今季5度目。2発を打った試合はいずれも1点差で3連敗。メジャー通算は11度目。

 ▽通算117本塁打 イチロー(マリナーズなど)に並んで日本人歴代2位。1位は松井秀喜(ヤンキースなど)の175本。

 【エンゼルス】

 ▽1試合7本塁打 エンゼルスでは03年6月4日のエクスポズ戦(プエルトリコ)で放って以来の球団最多タイ。メジャー最多は1987年9月14日にブルージェイズが記録した10本。

 ▽1試合にソロ7本 球団新記録で、メジャーでは6例目となる最多タイ。

 ▽7本塁打で敗戦 球団では初。メジャーでも21年7月28日のツインズ以来6例目。

 ▽ソロ本塁打のみの7得点 ソロ本塁打7本以外に点が入らなかったのは、メジャー史上初(※)。

 ※NPBでは広島が80年4月5日阪神戦でやっており、7―6で勝利した。

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