◆JERAセ・リーグ 中日2―4DeNA(5日・バンテリンドーム)
苦手のDeNAにまたしても敗れた。先発・大野雄が6回4失点で7敗目。味方の守備に足を引っ張られた場面もあったが、粘りきることができなかった。これで今季の対DeNAは2勝11敗1分。借金9と大きく負け越している。
打線も“天敵”大貫の前に5回まで沈黙。6回に阿部、ビシエドの適時打で2点を反撃したが、お決まりの「あと一本」が出なかった。大貫にはこれで今季4戦全敗となった。
後半戦開幕から広島に3連勝と勢いよくスタートしたが、その後3連敗で借金は再び12。このままズルズルいきたくない。
以下、立浪監督の一問一答。
―大貫に苦戦した。
「初回のチャンスをものにしたかった。初回もそうだが、長打がないということで思い切ってインコースを攻められている。そこを狙っていかないと。球のキレがいいときは同じようなやられかたしている。カーブであったり。狙い球は絞ってやっいてる」
―ビシエドの併殺ももったいなかった。
「打ちに行ったとき、内角の見極めがなかなか(できない)。その次の打席で、低くいったときはレフト前なったりする。あそこ我慢できるかどうか」
―中盤は打線つながった。
「大野も立ち上がりからボールもいってましたし、レビーラの守備で足引っ張ってしまった。申し訳ないことした。それも承知の上でこっちも使っている。可能性も秘めて打つ方で必ず力になってくれている。それを信じて使っている。大野には悪いことしたんですけど、またどっかで守備のミスを上達して返せるようにね。頑張ってもらいたい」
―大野雄も粘りが。
「ツーシームや真っすぐが打たれたり、決め打ちされている。初球、簡単に打たれないように反省してほしい」
―4戦全敗の大貫を攻略できない。
「(右打者の)ツーシームのコントロールがいい。そこを我慢するのか。キレがいいときは150キロくらいでるわけじゃないが、彼の一つの武器。そこの見極めと、誰かが攻略しないといけない」
―滝野も奮起した。
「2軍でも打撃がいいということで。外野のポジションが空いてなくて二塁もやらせている。二遊間は守り重視でいきたいが、打線のことも考えながら。今年はいるメンバーでやるしかない」
―土田を二塁で起用した。
「両方守れるように。遊撃もうまいですが、決して(二塁が)できない選手じゃない。2つのポジションできた方が彼のためになる」
―DeNAに大きく負け越している。
「同じチームにまだ2勝しかしていないのかな?やられてるわけですから、なんとかしないと。明日、小笠原で。今日の反省をしっかりして(明日は)先に点取って、優位に進めていけるように頑張っていきます」