◆JERAセ・リーグ 広島―阪神(5日・マツダスタジアム)
阪神の中野拓夢内野手が8回に痛恨の失策で一打同点のピンチを招いたが、4番手・湯浅京己投手が気迫の投球で無失点に抑えた。
1点リードの8回。湯浅は先頭の野間に右前打を許すと、無死一塁で2番・菊池涼がバントを敢行。湯浅が捕球後、即二塁へ送球したが、遊撃・中野の足が二塁ベースに届いておらず、判定はセーフに。矢野監督はリクエストを要求したが判定が覆ることはなく、無死一、二塁。一打同点のピンチだったが、湯浅の投球が光った。3番・秋山を152キロ直球で左飛に仕留め、マクブルームをスライダーで空振り三振。坂倉からも153キロ直球で空振り三振を奪い、ガッツポーズでマウンドを降りた。