堀内恒夫氏、大谷翔平の肘負担を心配「なぜこんなにスライダーを投げるのか」

エンゼルス残留が決まってから初の先発登板に臨んだ大谷翔平。6回途中まで投げ3失点(カメラ・泉 貫太)
エンゼルス残留が決まってから初の先発登板に臨んだ大谷翔平。6回途中まで投げ3失点(カメラ・泉 貫太)
大谷翔平は6回途中まで投げ3失点(ロイター)
大谷翔平は6回途中まで投げ3失点(ロイター)

◆米大リーグ エンゼルス1―3アスレチックス(3日・アナハイム=エンゼルスタジアム)

 前回の登板でも気になったが、大谷はなぜこんなにスライダーを投げるのだろう。ストライクを取れてカウントを稼げる、三振も取れるからだろうか。

 160キロ前後のストレートを投げられるのに、信用がおけないのか投げない。スプリットの割合も同様の理由か少ない。投球の70%程度がスライダー系。いびつな組み立てだ。6回、先頭から安打、ホームランされたが、打たれた2人の打者に投げた7球全てがスライダー系の球。あれだけ同一の球種を投げれば、どんな打者だって狙う。結果は見えていた。

 それでも、序盤はまだ握力と指の力の強さで打者の手元で変化するから、三振も取れる。しかし、変化球は投げ過ぎると握力がなくなり、スタミナも消耗する。最後は右打者の内角に抜け始め、危険信号が出ていた。

 2018年にトミー・ジョン手術を受けた大谷は復帰後、肘への負担を少なくしようとしたのか、大きく取っていたバックスイングを小さくした。それによってスライダーにはひねりを加える必要性ができ、それまでの横に滑っていたスライダーが、曲がるスライダーになった。

 交代の理由は右前腕の違和感で軽症のようだが、今後も今のような投球スタイルを続けると苦しい。というより、スライダーを投げる際、指でひねることで肘への負担は増す。故障する危険性が大きい。心配だ。(スポーツ報知評論家・堀内恒夫)

エンゼルス残留が決まってから初の先発登板に臨んだ大谷翔平。6回途中まで投げ3失点(カメラ・泉 貫太)
大谷翔平は6回途中まで投げ3失点(ロイター)
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