湘南DF舘幸希インタビュー前編 6~7月反攻の立役者が語る守備への手応えと残留争い

スポーツ報知
目隠しをしてボールをける「スイカ割り」のような練習をする湘南DF舘幸希(右から2人目)とFW町野修斗 (右から4人目)

 J1湘南のDF舘幸希がスポーツ報知のインタビューに応じた。今季開幕戦の柏戦(2月19日、0●2)で先発。一時はサブに回ったが、第12節の福岡戦(5月7日、0△0)に先発復帰を果たすと、3バックの一角としてチームをけん引。チームも福岡戦以降のリーグ戦は5勝4分け3敗と上昇の兆しを見せた。現在は勝ち点25の13位ながら、9位の鳥栖(勝ち点29)から最下位の清水(同21)まで勝ち点は8差の大混戦。激しさが増す残留&上位進出への争いへ、守備の要が明かした覚悟を2回に分けてお届けする。(取材・構成 山田 豊)

  

―前節・磐田戦(7月30日)こそ敗れましたが、それまで6戦負けなし。一時は12位まで浮上した。

 「やること自体は正直あまり変わってないが、徐々にやりたいことが結びついて洗練されてきた。個人としても試合にからめていなかったときに自分の良さである守備をもう1度認識して、フォーカスして取り組んできた」

 ―開幕・柏戦はスタメンでしたが、徐々に先発を外れるようになった。

「特にケガを負っていたわけでも離脱することもなくできたんですけど出たときに自分のパフォーマンスを発揮できなかった。出られないことに対しては納得していた。でも腐ることなく続けられたことはよかった」

 ―改善できたところは?

「僕は守備の人間というか、1対1が得意。でも攻撃でうまくいかないところがあって出られなかった。今は頭の中で整理がついていて、周りを使って預けていけば、攻撃が得意な選手が展開してくれる」

 ―攻撃のビルドアップが課題?

「自分でこね過ぎたり自分で前進していこうという気負いがあった。いいパスを出そうとかいいクロスを上げてチャンスを作ろうなど難しいことをしようとしていた」

 ―現役時代DFだった山口智監督の指導は?

「テンポを出して動かせとよくいわれている。DFラインのビルドアップでもテンポを出して少ないタッチで出してと言われてる」

 ―山口監督は攻守で要所を抑えてほしいといっている。

「がむしゃらにやるのも大事だけど『要領よくやろう』とは智さんがいっている。もっとうまくやればボールを奪える。攻撃のところでもボールへのアクションやランニングなどを要領よく、意図をもってプレーすることを意識している。そこから周囲とどう繋がっているのかっていうのはすごく求めてるし、『なぜ』というのを考えている」

 ―アウェーで王者・川崎に勝つ(4〇0)など主導権を握ってくるチームに善戦する一方で磐田や清水に負けるなど下位チームに苦戦することも

「残留争いしているチームの『湘南食ってやろう』という感じで来るのが試合をしながらでもわかる。気持ちが入っている。自分たちもそれを上回るようなデュエルや中盤の攻防をしていきたいが、ちょっとした判断ミスなどで流れが悪くなってしまう。ただ別にそこまで悪くないですし、足先でプレーするんじゃなくて、自分たちの良さを出していけば上回っていけるはず」

 ―7日は勝ち点25で並ぶ14位・札幌とホームで対戦する。

「すごくズレを作るのがうまい。そこに対して、僕たちも守備のトレーニングはしている。いまは守備に対してすごく自信があって、失点ゼロで前の選手たちがゴールをしてくれるはず」

(後編へ続く)

◇舘 幸希(たち・こうき)1997年12月14日、三重県生まれ。伊賀FCジュニアユース、四日市中央工高、日大を経て20年に湘南加入。DF。利き足は右。173センチ、73キロ。血液型A。

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