北海道で生き生きと活動するあらゆる分野のサークル、チーム、教室などを随時紹介。笑顔を絶やさず仲間との時間を大切に、絆(きずな)を深めていく姿を届けていく。今回はダルブッカ(アラブの太鼓)「ペルシェンベ・ベリーダンス」(札幌市)。
アラブを代表する打楽器の一つであるダルブッカ。ベリーダンスには欠かせない楽器だ。脇に抱えたり両膝で挟み、両手、両指を使い、乾いた明るい音から深みのある低音まで奏でる。
レッスンを始める前には講師でiora(アイオラ)という夫婦のプロミュージシャンでもある工藤周さんが、その場でコーヒーを入れて生徒に振る舞う。ベリーダンスを習っていなくても、ダルブッカだけを習いにくる人もいる。「ダルブッカの魅力は1台で色々な音を出せることやリズムをメロディーに変えることができるところです。リズム感のない人でも大丈夫ですよ」と工藤さん。
ベリーダンスも習う関根まゆみさんは「ベリーダンスの曲を理解するために始めました。どこか懐かしい感じがしますし、旋律が奥ゆかしいんです」。ダルブッカだけを習う谷口幸江さんは「楽しいしずっと叩いていられます。今までは習い事をしてもすぐに飽きてしまっていたんですが、こんなにはまるのは初めてです」と笑った。ペルシェンベを主宰する栗本真紀子さんはダルブッカについて「体で音を取る練習にもなります。それが少しずつベリーダンスの役に立ちます」と相乗効果を強調した。
◆ペルシェンベ・ベリーダンス 栗本真紀子さんが2006年に開設。ダンスは週2、3回、10人前後で90分。ダルブッカは工藤さんを招いて月数回のレッスンを札幌市内で行う。ダルブッカは陶器でできているものもあるが、お手軽なものはプラスチック合金で作られており、お値段は約3万円。興味のある方はhttps://persembe1002.com/まで。
※新型コロナウイルス感染対策を十分行っています。集合写真の時だけマスクを外しています。