◆JERAセ・リーグ DeNA6x―5広島=延長11回=(3日・横浜)
広島の佐々岡真司監督が、負傷降板した床田寛樹投手について「「これはもう心配です。今のところ、まだ(診断名などは)分かりません。明日また病院に行く。どういう状況か、まだ僕らには分からない。下半身は下半身ということで、広島に帰って検査をします」と状況を説明した。
床田は4回まで3失点。5回の打席で一塁方向へ打球を放って走り出した際に人工芝に足を取られるような形で転倒。自力で歩くことができずに担架でベンチ裏へと搬送され、降板した。
球団トレーナーによると、負傷したのは両足首付近。「両足にアクシデントがありました。まだ診察中。明日(4日)広島で精密検査をする予定です。その診断をもって(今後について)判断することになります」と説明した。現時点で全治などは明かではないが、苦悶(くもん)の表情で担架で運ばれる様子からしても、少なくとも離脱は避けられないとみられる。
今のチーム状態に追い打ちをかけるようなアクシデントだ。床田はここまで19年の7勝を上回るキャリアハイ8勝は、森下と並ぶチーム最多タイ。開幕から一度もローテを外れることなく「左のエース」として先発陣を支えてきた。2日のカード初戦に敗れてBクラス・4位に転落。この日は今季4度目のサヨナラ負けで今季ワースト6連敗となった。床田の状態次第で、4年ぶりAクラス入りを目指すチームの今後に大きな影響を及ぼす可能性がありそうだ。