◆JERAセ・リーグ ヤクルト9―7中日(3日・神宮)
中日が相次ぐ拙守と投手陣の炎上が響き、ヤクルトに競り負けた。球宴明けは3連勝スタートを切ったが、2連敗で借金が11。ちょうど1年前の8月3日に逝去した木下雄介さん(享年27)の命日を白星で飾ることができなかった。
初回に阿部の7号2ランで先取点を奪ったが、その裏に笠原がサンタナに逆転2ランを浴びるなど、1回3失点でKOされた。2回からマウンドに上がった根尾も3回に中堅・大島と左翼・ガルシアのお見合いが招いた山田の中前安打から走者を背負い、サンタナに9号3ランを浴びた。
4回にも、1死一、二塁からサンタナの高く舞い上がった飛球に対し、右翼・岡林が目測を誤り、右前安打に。2死満塁から藤嶋がオスナに中前への2点タイムリーを浴びた。前夜(2日)に5打席連続アーチの日本記録を樹立した村上に一発は許さなかったが、4度出塁させ、全てホームにかえられる悪循環となった。
打線は途中出場の平田が2本のタイムリーを放ち、大島もセ・リーグ最多タイの6安打をマークするなど、ヤクルトに必死に食い下がった。だが、もう一歩及ばずカード負け越しが決定。5位・巨人も連敗する中、ゲーム差を詰められなかった。