GIANTS杯 尚英が9人で逆転サヨナラV、中村第一・第二連合惜しくも準優勝

スポーツ報知
初優勝を果たした尚英ナインはガッツポーズ

◆GIANTS杯福島県中学生野球大会▽決勝 尚英11-10中村第一・第二連合▽決勝(31日、さつき公園)

 出場可能な選手がギリギリの9人で臨んだ尚英が、決勝で中村第一・第二連合を逆転サヨナラで下し、初優勝を飾った。9―10で迎えた最終6回に同点に追いつくと、続く5番の石田歩夢一塁手(3年)が中前へサヨナラ打。3打点の石田はMVPに輝き、大会を主催する巨人軍から副賞として小林誠司捕手のサイン入りバットなどが贈られた。

 気温35度近くまで上昇した酷暑の消耗戦を、わずか9人の尚英ナインが制した。試合が2時間を超えたため、通常の7回より早めて打ち切りが決まっていた10―10の6回無死二、三塁。石田の打球が中前に抜け勝負が決まった。「低めのストレート。手応えはありました」。4回にも2点適時打で合計3打点のヒーローは、控えめな表情で喜んだ。

 今年は1年生が一人も入部せず、今大会の登録メンバーは11人。さらに2年生エースが新型コロナの濃厚接触者となって参加できず、唯一の控え選手も左手首を骨折して出場不可能だった。松本誠喜監督は「人数が少ない中で本当に頑張った。出られなかった選手に、いい報告ができると思います」と選手をたたえた。

 投手には1日100球の球数制限があるため、同日午前の準決勝でも投げていた2番手の渡辺頼都(2年)は3回途中で上限に到達。3人しか投手がいない中、必死の継投でしのいだ。指揮官は「一人でも欠けたら辞退なので集中していました」と振り返った。

 部員数は少ないが、石田は「チームの仲はすごくいいんです」と明かす。一人一人が主役という気持ちを持ってプレーすることで自覚が芽生え、ベンチでも「誰かがケガしたら続けられない。絶対勝とう!」などと声をかけ合ってきた。MVPで手にした小林のバットには、チームメートから「すげえ」「いいなあ」と声が飛んだ。「(もったいなくて)使えないので飾っておきます」。福島の頂点に導いた立役者は、静かに喜びをかみしめた。(岩崎 敦)

 ○・・・中村第一・第二チームで唯一の女子・関舞帆(2年)が9番・右翼でスタメン出場し存在感を見せた。2回に投前へスクイズすると、球が大きく弾んで相手がお手玉する間に2者が生還し自身もセーフに。5回には右前打を放った。「スクイズが決まったときは気持ち良かったです。(試合結果は)悔しかったけど、最後まで仲間とできたのは良かったです」と振り返った。

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