他競技からでも活躍できる競輪選手…北海道ではスケートやスキーから転向も

スポーツ報知
スピードスケートから転向した武田豊樹

 日本競輪選手養成所(静岡県伊豆市)第125(男子)、126期生(女子)の募集が8月19日まで行われている。過去には自転車競技以外の五輪メダリストやオリンピアン、プロ野球選手、Jリーガーなど他競技から転向し成功を収めた選手も多くいる。転向した道出身者も多く、斜里町出身の武田豊樹(48)=茨城=、2度の冬季五輪に出場した稚内市出身の渡辺ゆかり(41)=山梨=らがトップクラスで活躍している。

年間獲得賞金は平均1000万円超

 努力すればするほどお金が入る。競輪選手は約2300人。昨年の賞金王は大阪の古性優作(31)で2億1056万1000円。18年の三谷竜生(34)=奈良=は2億5531万3000円。古性はBMXのトップ選手からの転向。三谷は関東学院大時代はラグビー部に所属。日本代表の“笑わない男”稲垣啓太の先輩でもある。

 昨年の平均獲得賞金額は1084万2463円。高校を卒業し弱冠20歳で2億円を稼げる可能性もある。「グラウンドには銭が落ちている」と言ったのはプロ野球の元南海監督だった鶴岡一人氏(故人)。プロ野球選手はグラウンドで活躍してこそお金を稼げるということだが、競輪は「バンクにお金が落ちている」。

武田豊樹はスピードスケートから転向しNO1に

 02年ソルトレークシティー冬季五輪スピードスケート500メートル8位入賞で、斜里町初の町民栄誉賞を受賞した武田は「他競技で優秀な成績を収めた者」が対象の「特別選抜試験」で日本競輪学校(現養成所)を受験して合格。03年にデビューしてからの獲得賞金は15億円を超える。優勝賞金1億円の「KEIRINグランプリ」を14年に優勝するなどタイトルは多数。スピードスケートから転向するにあたっては「僕は競輪を職業、仕事として選びました。縁があって茨城でデビューしましたが、夏には実家に帰って練習もしていました。自分の力でたくさん収入を得られるのは魅力ですが、競輪選手を目指す子には覚悟を持って来てもらいたいですね」と話した。

ガールズ渡辺ゆかり「頑張ればその分、賞金というご褒美で返ってくる」

 02年ソルトレークシティー、06年トリノ冬季五輪スピードスケート500メートルに出場した渡辺は、今年で10周年を迎えたガールズケイリン1期生。「競輪は体一つで頑張れる。頑張ればその分賞金という形のご褒美になって返ってきます。魅力的ですし楽しいですね」と笑顔で答えた。

  1998年長野冬季五輪ショートトラック500メートル金メダルの西谷岳文(43)=京都=、記憶に新しいところでは18年の平昌冬季五輪のフリースタイルスキー・モーグル銅メダルの原大智(25)=宮城=のメダリストも転向した。収入だけでなく五輪種目にもなっている競輪は魅力的な職業だ。

選手候補生募集中!8月19日まで

 ◆武田 豊樹(たけだ・とよき)1974年1月9日、斜里町生まれ。48歳。釧路緑ケ岡(現武修館)高卒。2002年ソルトレークシティー冬季五輪スピードスケート代表で、500メートル8位。同年日本競輪学校(現日本競輪選手養成所)88期生として入学。03年デビュー。1432戦465勝。通算獲得賞金は15億8959万8058円(記録は7月29日現在)。

 ◆渡辺 ゆかり(わたなべ・ゆかり)1981年4月28日、稚内市生まれ。41歳。白樺学園高卒。2002年ソルトレークシティー、06年トリノ冬季五輪スピードスケート代表。ガールズケイリン1期生(女子競輪)として12年デビュー。758戦37勝。通算獲得賞金6233万7900円(記録は7月29日現在)。

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