【明日の金ロー】シリーズ完結編の「序章」として楽しみたい「ジュラシック・ワールド/炎の王国」

スポーツ報知
ヴェロキラプトルのブルーと3年ぶりに再会するオーウェン Jurassic World Fallen Kingdom:TM&(C)2018 Universal City Studios Productions LLLP and Amblin Entertainment,Inc.All Rights Reserved.

 29日の金曜ロードショー(後9時)は、「ジュラシック・ワールド/炎の王国」(2018年)をノーカットで放送。シリーズの中で初めて次作につながる終わり方をしているだけに、同日に公開される完結編「―新たなる支配者」を見る前に、ぜひともチェックしておきたい1本だ。

 物語は、前作「ジュラシック・ワールド」(15年)で描かれたパークでの惨劇から3年後が舞台。パークの管理責任者だったクレア(ブライス・ダラス・ハワード)は、仲間たちと共に恐竜保護を目的とした団体で活動していた。そんな中、パークのあった「イスラ・ヌブラル島」の火山活動が活発化する。

 恐竜を助け出したいクレアは、最初にパーク建設を計画した男性の仲間だったロックウッドのもとに赴き、支援の約束を取り付ける。同時に、彼に仕える男・ミルズの依頼を受け、訓練されて高い知能を持ったヴェロキラプトルのブルーを捕獲するため、調教をしていたオーウェン(クリス・プラット)を呼び寄せ、一緒に島に乗り込む。だが、その裏では別の計画が進行していた…。

 アクション映画がヒットした場合、パート2はさらに盛り上がりを大きくするために大げさな演出を取り入れるのは「続編あるある」。「旧三部作」のパート2「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」(1997年)も第1作と比べると、ストーリーよりも派手さを追ったところが見られ、そのぶん軽薄さが目立った。本作でも、火山から逃げようとする場面での荒唐無稽なところや、「お約束」の人間が恐竜に襲われるシーンでは、真剣に見ていると思わず苦笑いを浮かべてしまう人もいるかもしれない。

 ただ、これを「―新たなる支配者」の「序章」として考えれば、全く見方が変わってくるのではないだろうか。それぞれのシーンを映画の中の「見どころ」として考えるのではなく、シリーズの完結に向かうまでの一つの「エッセンス」とすれば、「盛り上げのためにこんなシーンあってもいいよね」と思える。

 個人的にはシリーズ第1、2作に登場したマルコム(ジェフ・ゴールドブラム)が再登場するのがうれしい。人間が”神”であるかのように恐竜の生命を操ることに対して、疑問と反発を抱いていた彼が本作の最後で放つ言葉を聞けば、なぜ「新三部作」が「―パーク」ではなく「―ワールド」と名付けられたのかが分かるだろう。(高柳 哲人)

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