部員15人の岩手東がジャイアンツカップ出陽の宮城仙南破って県勢初V! 次は全国1勝だ 第20回東北大会

スポーツ報知
決勝で強豪・宮城仙南を退けての初優勝に喜びを爆発させる岩手東ボーイズの選手たち

◆第20回東北大会◇中学生の部▽準決勝 岩手東ボーイズ6―4霞ケ浦高校付属ボーイズ ▽決勝 岩手東ボーイズ4―3宮城仙南ボーイズ(7月24日、宮城・仙台市民球場)

 北海道、東北、関東、新潟の中学生16チームが争う支部交流大会が行われ、決勝で夏季全国(選手権)大会東北支部代表・岩手東ボーイズとジャイアンツカップ(G杯、8月14日開幕)初出場を決めた宮城仙南ボーイズが激突。岩手東がエースの力投で接戦を制して初優勝し、8月2日から6日間、大阪などで開催される「第53回日本少年野球選手権大会」(報知新聞社主催)に弾みをつけた。

 エースは6球を残していた。岩手東は1点リードの決勝7回。3番手・伊藤が1死一、三塁のピンチを招くと4回74球、6安打3失点で降板した先発・大下が二塁の守りから再登板。奮い立った右腕は「今度はストレートが走った」と力で2者を抑え、起用に応えた。制限投球数は80。「もつれた展開になるのは分かっていたので、大下はもう一度投げられるようにしていた」と川口敏晴監督(46)。夏季全国大会予選準決勝に続いて強豪・宮城仙南を破って頂点に立ち、選手は喜びを爆発させた。

 「東北以外の相手とも試合ができるので全国大会を意識して臨んだ」(及川主将)。準決勝では茨城の私立中学部活チーム・霞ケ浦高校付属に序盤3点をリードされたが、3回に反撃。2番・稲次征の四球から一、二塁の好機をつくり敵失、ボークで2点を返し、さらに袰野(ほろの)の適時打、続く田中のスクイズで一気に逆転した。「打って取る点がすべてではない。相手にプレッシャーをかける戦術や心理戦を学ぶことも大切」という指揮官の教え通りにバントや機動力を駆使し、相手守備陣を翻弄(ほんろう)した。4―4の6回1死二塁、3番・及川が左中間へ勝ち越し三塁打を放ち、逃げ切った。

 決勝は初回2死一、三塁から重盗を仕掛けて1点を先制。先発の大下がピリッとせず4回に逆転されたが、2番手・滝野が好投。5回に稲次征が同点二塁打を放ち、6回2死二、三塁から捕逸で勝ち越し点をもぎ取った。岩手県勢は大会初優勝。次は全国大会初勝利を目指す。川口監督は「地元の宮古市ではボーイズリーグがあまり知られていません。春にできなかった1勝を果たし、アピールしたい」。部員は15人。全員野球でチームの未来を切り開くつもりだ。

【表彰選手】 最優秀選手賞 及川蓮志(岩手東) 優秀選手賞 櫻井清人(宮城仙南)

◇岩手東登録メンバー ▽三年生 及川蓮志 伊藤音流 袰野啓心 藤田優月 稲川颯人 竹田光太郎 田中慧佑 滝野烈士 大下峻希 稲次征 ▽2年生 小野寺涼哉 下向徠斗 ▽1年生 高橋空翔 稲次菜穂 佐藤銀哉

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