【兵庫】神戸国際大付・楠本晴紀 病気療養中の親友の目前で14奪三振「あいつの分まで」

スポーツ報知
今大会初登板した神戸国際大付の楠本晴紀

◆第104回全国高校野球選手権兵庫大会 ▽準決勝 神戸国際大付2―1加古川西=延長12回=(27日・ほっともっとフィールド神戸)

 ドラフト候補に挙がっていた左腕が帰ってきた。今大会初登板先発の神戸国際大付・楠本晴紀(3年)が、延長11回を6安打1失点14奪三振に抑え、131球で2年連続の決勝に導いた。「みんなに連れてきてもらった準決勝。応えられるような投球ができた」と充実感を漂わせた。

 身長187センチの最速144キロ左腕として注目され、2年時は春夏の甲子園で計5試合に登板。夏は8強進出に貢献した。その後はフォームが狂い、昨秋は県8強、今春は地区大会で敗退。進路もプロから進学希望に変更した。大会の開幕直前には左足首を疲労骨折し、全治1か月と診断された。「ショックだったけど、この期間があったから成長できた」。足を使わずにできる練習で備えてきた。

 一塁側のスタンドには、昨年6月に脳動脈奇形で倒れ、手術で一命を取り留めた岡木優之介外野手(3年)の姿があった。まだ学校に通えず、広島市内の自宅で課題をこなす。「楠本の奪三振ショーを見られてよかった」と右半身が不自由な状態でも懸命に応援した。

 岡木とクラスメートの楠本は試合前に「頑張ってくるわ!」と誓っていた。「あいつの分までという思いはある」。昨夏は入院中のため甲子園に来られなかった仲間を今年は連れて行く。(伊井 亮一)

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