中日のキューバ出身の助っ人、ペドロ・レビーラ内野手が支配下登録を締結した直後のシート打撃で、いきなり2二塁打の活躍を見せた。
第1打席でロドリゲスのカットボールを左中間フェンスの最上部まで飛ばすと、続く第2打席でも福から左翼フェンス直撃の二塁打を放った。「甘い球を打ち損じないように打席に入った。今日はいい状態でバットを振ることができた」。残る2打席は凡退したが、十分なアピールとなった。
立浪監督はガルシアといずれかを後半戦開幕となる広島戦(マツダ)の左翼スタメンに使うことを明言。「ロドリゲスの速いボールをとらえた。楽しみですよね。レビーラなんかパカーンという間違いがあるでしょ」と非凡な長打力を高く評価した。
この日の練習前にギジェルモ・ガルシア外野手とともに球団事務所で正式契約を交わし、背番号が94に決まったばかり。キューバ国内リーグで本塁打王を獲得した大砲候補が救世主となるかもしれない。
◆ペドロ・レビーラ(Pedro Revilla)1999年3月23日、キューバ生まれ。23歳。17年にキューバ国内リーグのグアンタナモと契約。21―22年シーズンは74試合に出場し、打率3割1分3厘、26本塁打、55打点で本塁打王のタイトルを獲得。今年6月に育成選手として中日入り。U―23キューバ代表のメンバー。175センチ、100キロ。右投右打。