【滋賀】近江のプロ注目・山田陽翔、志願の緊急登板で7回3被安打 多賀監督「(山田が)今、近江高校の監督」

緊急登板した近江のエース・山田陽翔
緊急登板した近江のエース・山田陽翔

◆第104回全国高校野球選手権滋賀大会 ▽準決勝 近江6―5比叡山(27日・マイネットスタジアム皇子山)

 夏4連覇(20年独自大会を除く)を目指す近江が苦しみながらも準決勝を突破した。

 プロ注目のエース・山田陽翔(はると・3年)は「4番・右翼」で出場したが、3回途中から緊急登板。7回3被安打7奪三振で、前回登板の準完全試合に続く力投を見せた。

 4点を先制した直後の守りで、先発の星野世那(3年)が無死満塁から右翼線へ適時三塁打を浴び3失点。2番手の外義来都(3年)も死球を与え、無死一、三塁1ボールの場面で山田がストップをかけた。

 「自分が監督さんに言って審判にストップかけてもらいました」。志願登板は責任感からだった。「先発は山田でいきたかったが、本人が星野でお願いしますと。(山田が)今、近江高校の監督ですから」と多賀章仁監督。山田が投げたい気持ちを抑えて星野にマウンドを托したのは「センバツの決勝で星野が悔しい思いをして、それからですごく頑張ってきたの見てきたので」と仲間の気持ちをくみ取ったから。その責任感から自らマウンドに上がり、1点は失ったが、エースの意地で勝ち越しは許さなかった。さらに4回から6回までは被安打なし、投球練習がなかったが最速147キロを出した。この日は3球団のスカウトが視察し、阪神・筒井スカウトは「精神力が強い。フィールディングでピンチもつめる」と高評価した。

 「今まで経験させてもらっている分、心に余裕があった」と山田。次戦に向けては「チャレンジャー精神をもってどんな相手がきても近江高校の野球をするだけ」と意気込んだ。

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