鈴木誠也が4戦ぶりの8号は自己最長の133メートル弾…「行ったなという感じ」と会心の一発

スポーツ報知
鈴木誠也」(ロイター)

◆米大リーグ カブス4―2パイレーツ(26日・シカゴ=リグリー・フィールド)

 カブスの鈴木誠也外野手が26日(日本時間27日)、本拠地でのパイレーツ戦に「3番・右翼」で先発。8回に左翼へメジャーで自己最長となる飛距離436フィート(約133メートル)の8号ソロを放つなど、4打数2安打1打点2得点。打率は2割7分2厘となった。鈴木は初回一死一塁に左中間二塁打を放ち、4試合ぶりの安打を記録。ハップの二塁打で2点目のホームに生還し自身2度目のマルチ長打となった。チームは4―2で後半戦2カード連続スイープで今季初の6連勝。パイレーツの筒香嘉智内野手は後半戦初めて出番がなかった。

 青空に快音が響き、打球速度104・9マイル(169キロ)の弾道が左翼席に吸い込まれた。打球は最後列にある照明ポールを直撃。それれば、場外弾となる当たりは、これまでの自己最長の飛距離133メートル弾だ。

 1点リードの8回。貴重な追加点を叩き出す今季8号ソロとなった。「行ったなという感じはありました。甘い球はしっかり振ろうと思っていた。ここ最近(の試合)も僅差だったので、何とか楽にしたいという気持ちはあった。ホームランは狙ってないけど、いい形になってよかったです」

 2球目のチェンジアップを空振りし、珍しく地面に膝がついた程、崩されたが、同じ軌道で来た球を見逃さなかった。ロス監督も「勝利を確実にする大きな1点だ」と絶賛だ。

 初回1死一塁では、打球速度102マイル(約164キロ)の左中間二塁打。3試合無安打の沈黙を破り、14打席ぶりの安打で二、三塁と先制のお膳立てを整え、ハップの右中間二塁打で2点目のホームに生還した。1試合2長打は4月12日(パイレーツ)以来2度目。5月は1度もなかったマルチ安打も、7月は8度目。先発して4、5回打席に立つ中、1試合トータルでの打撃内容が向上している。

 「いい当たりでもアウトはアウト。いくらいいスイングでも正面を突いたら意味はない。いい当たりが正面を突くのも、何か原因があるとずっと考えていた。きょうは相手の守備がいない所に打てたので、良かったです。出ている以上は結果を出さないといけないし、何とか、という気持ちでは毎日(打席に)立っている」。3試合分の鬱憤(うっぷん)を晴らした格好だ。

 惜別アーチでもあった。新人として2016年に世界一に貢献して以来6年半、看板選手として活躍したコントレラス捕手は、プレーオフが絶望視される中、トレード要員に挙がっている。8月2日のトレード期限前の本拠地最終戦となったこの日は、1打席ごとに3万978人の地元ファンが総立ちに。長年の功績を讃え、声援を送った。「最初は何のことか、分からなかったんですが、スタンディングオベーションになった瞬間、そういうことなんだ、と。こっちならではの雰囲気。すごくいいと思った。入団した時から気に掛けてくれた選手。行くか、行かないか、分からないですけど、何とか勝ちたいと思っていました」。発表もない段階だが、状況を把握したコントレラスはナインとハグを交わし、感極まって涙を流し、来るべき離別に備えてファンも反応。これも、メジャーの風景だ。

 「打線がつながれば、いい試合が出来る。僕がそこを切っていたので。いい日、悪い日ありますけど、その中でも最低限の仕事は出来ると思うので、しっかり考えてやっていきたい」

 苦しみながら辿り着いた今季40勝目。トレードが迫る激動の日々が待ち受ける中、鈴木は最後まで最善を尽くして戦い続ける。

 ◆鈴木VS筒香

 ナ・リーグ同地区での日本人対決。共に負傷者リスト入りから明けた今回は、先日決勝のホームに生還し、この日本塁打など2長打の鈴木に軍配が上がった。前日の試合前には挨拶し、フィールドで談笑し、互いにエールを贈りあったあ。「日本の選手がいると何か安心する。筒香さんも頑張っていると思うし、僕も刺激をもらって頑張っていきたい」と鈴木。4月から月1度はあった同カードも、8月は組まれておらず、次回対戦は9月22日(同23日)から、パイレーツの本拠地での4連戦。公式戦で最後の顔合わせとなる。

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