◆第104回全国高校野球選手権大阪大会▽5回戦 履正社10―0金光大阪=8回コールド=(26日・万博記念公園野球場)
今春の大阪大会県準V校の履正社が、今春センバツ8強の金光大阪を8回コールドで下した。
履正社は4回まで金光大阪の好投手・古川温生(3年)に無失点と封じられたが、5回に5安打を集めて打者9人で5点を奪った。さらに、8回にも5安打を集中させて5点。強豪相手に10点を挙げて大勝した。
5盗塁と足を絡めて、古川攻略に成功。多田晃監督は「古川くんは(春の)甲子園の時から、いい投手だと思っていた。だいぶ対策を練って、序盤で点を取れなくても、球数を投げさせていこうと。5回までにも90球近く放らせることができたことで、狙い球を絞りやすくなった」と、してやったりの表情。春は聖地に立てず、指揮官は「金光さんがベスト8、大阪桐蔭さんが優勝する中で、大阪勢が勝ち上がるのはうれしい反面、子どもらも悔しさがあったと思う。今日にかける意気込みは、強いものがあったと思う。今までの4試合でも、ベストゲームができた。自信になると思う」と力強くうなずいた。