◆東アジアE―1選手権男子▽第2戦 日本0―0中国(24日・豊田スタジアム)
JFAアカデミー出身で初の代表入りを果たしたDF小池龍太(26)=横浜FM=が中国戦で右サイドバックで先発し、代表デビューを飾った。同じ横浜FMのMF宮市亮とのコンビで、右サイドが攻撃の起点になった。持ち味の守備への切り替えの速さも発揮。「まず日本代表でデビューできたことをすごくうれしく思う。やはり日の丸を背負って初めてプレーしたので、国歌を聞いたときは気持ちが引き締まりました。これまで積み重ねてきたストーリーがあるので、思い切り表現しようと思った90分でした」と振り返った。
高校卒業後、アマチュア契約のJFL山口(現J2)から努力を重ね、日本代表まで上ってきた。新卒JFL入り選手のA代表出場は史上初の快挙(JFLに所属した流通経大の選手は除く)。一歩一歩、階段を上ってきた小池は「個人的にはすごくポジティブに90分を戦ったつもりですし、自分の100%をそのままぶつけました。プレー一つひとつの選択であったり、クオリティーというのはもちろん上げていかないといけないですが、自分がプレーした内容にも納得していますし、もっと成長できるという風にも個人的に思っています」と話した。