◆第104回全国高校野球選手権岩手大会▽準決勝 一関学院7―0盛岡一(23日・岩手県営)
20年の独自大会で優勝した一関学院が、盛岡一に7―0で勝利し、20年大会以来2年ぶりの決勝進出を決めた。
試合中盤から雨が降り続く中、一関学院は7回、相手失策で1点を先制。1―0で迎えた8回1死三塁では、小野唯斗外野手(3年)が中犠飛を放ち、1点を加えた。しかし、一関学院が2―0とリードしていた8回途中で雷のため試合が中断された。約45分後、試合が再開されると、一関学院は9回に相手の守備の乱れにも乗じて一挙5点を奪取。一関学院ナインは大雨の中、ユニホームを泥だらけにしながらも決勝への切符をつかみ取った。
日本高野連は今春のセンバツ大会から、春夏の甲子園大会で継続試合を導入した。継続試合は天候不良などで試合が中断された場合、翌日以降に中断された場面から再開し、9回完了、あるいは勝敗が決するまで行うというもの。ただ、地方大会については各地方の高野連が判断する。岩手県高野連では今夏、継続試合は導入していない。