【栃木】作新学院が準決勝敗退 延長10回力尽き、連覇が10でストップ

スポーツ報知
 

◆第104回全国高校野球選手権栃木大会▽準決勝 国学院栃木6―5作新学院=延長10回(23日・栃木県総合運動公園野球場)

 栃木の“真夏の絶対王者”が準決勝で姿を消した。作新学院が延長10回、国学院栃木にサヨナラ負け。コロナ禍で中止となった102回大会を挟んで続いていた夏の連覇が「10」で止まった。

 5―5の10回裏。9回途中からリリーフして最速145キロもマークした背番号「9」の右腕・菊地脩斗(3年)が、1死から国学院栃木の4番・平井悠馬(3年)に左翼ソロ弾を浴び、2時間27分にわたる激闘が無情な結末を迎えた。

 「(打たれたのは)スライダー。要求通りのコースだったし、力負けです。1点を争う試合。1球の怖さを知りました」。酷暑のマウンドで崩れ落ちた菊地の顔は、汗と涙でぐちゃぐちゃだった。

 底力は存分に見せた。国学院栃木の右腕エース盛永智也(2年)を打ちあぐね、8回まで0―3と崖っぷちに追い込まれた。しかし、そこから猛反撃。9回は目を覚ましたように打者10人で6安打、犠飛で攻めたて、一挙5点を奪って逆転した。その裏に同点とされて勝ちきれなかったが、満員のスタンドもヒートアップ。驚異的な粘りは、観客の心を震わせた。

 3打数3安打1打点と抜群の打撃センスを見せた7番・高森風我中堅手をはじめ、この日のスタメンは6人が2年生。小針崇宏監督(39)はコロナ禍の中でも大きく成長してくれた3年生に感謝しつつ、「こういうクロスゲームをどう勝っていくかは作新の課題。学ぶことはたくさんあった。この負けを通じ、何をどう感じてやっていくか」。下級生の経験もベースに、一から再出発する。

野球

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年
×