イチ押しが(美浦)

スポーツ報知
デビューに向けて調教を進めるエピファネイア産駒のアヴニールドブリエ

 こんにちは、坂本です。セレクトセールや函館出張で少しご無沙汰してしまい、申し訳ありませんでした。

 そんな私は今週末まで美浦におります。北海道からの気温差はもちろんですが、昨日、今日の取材で感じたのは地面の熱さ。日差しの照り返しなどは当たり前ですが、トレセン施設内でアスファルトやダートの上を歩き回っていると、何やら足の裏が熱くて仕方がないのです。情けないかな原因はペラペラの安いスニーカーを履いているからだと分かっていますが、そこで某先輩から聞いた助言が頭をよぎりました。そう、現場仕事のアイテムでおなじみの「W」の靴が安くて丈夫で使いやすいというアドバイス。そこでさっそく仕事を終えた後にそのお店に立ち寄ると、安いうえに「滑らない」「防水」という競馬記者にとってありがたい機能性重視の靴に出会えました。次の札幌出張でデビューさせる予定で、北海道なら地面がそこまで熱くなることはないと思いますが、果たしてどうなることやら…。

 それでは本題へいきましょう。新馬戦の話題でいきますと、今週は7月23日土曜福島5R・新馬戦(芝2000M)で初陣を迎える【スワッグチェーン(牡、父ロードカナロア、母メジャーエンブレム)】が注目株でしょう。母は16年のNHKマイルCなどG1を2勝した田村厩舎ゆかりの血統で、田村調教師は「素質を感じる。跳びが大きいし、きれいな走りをする。クラシックディスタンスとか長いところで走ると思う」と、将来性にほれ込んでおります。上のきょうだい2頭も、新馬勝ちこそありませんが、いずれも勝ち上がっていますので、素質の高さを感じさせますね。

 また同6Rの新馬戦(芝1200M)は、中舘厩舎の【ニフェーデービル(牡、父ルーラーシップ、母チュラカーギー)】をピックアップします。母系はダート血統ですが、中舘調教師は「攻め馬はいい感じで動いている。スタートも標準より速い。フットワークがいいので、芝でもこなせる。操縦性もいい」と、センスの高さを買っています。最終週で荒れてきた芝にも合うイメージが沸きますし、血統面を含めてどんな走りをするのか楽しみです。

 続いてはPOG情報へ。この流れで中舘厩舎の話題に。6月5日の東京で新馬勝ちした【クラックオブドーン(牡、父サトノクラウン)】は、ダリア賞(8月6日、新潟)に向けて順調に調整を進めています。2週前はWコースで3頭併せを消化して、無理をせずといった感じでした。中舘調教師は「来週にしっかりとやりたいので、そのための調整。新馬戦の時から馬はよかったし、思ったより勝負根性があるので、勝ちきったのはえらい。サトノクラウンというより、(その父の)マルジュが出ている感じで、1400から1600は守備範囲。楽しみですよ」と、期待を膨らませています。新馬では【イージーオンミー(牝、父ダイワメジャー、母ビービーバーレル)】が入厩しています。母は16年のフェアリーSの勝ち馬で、同じく中舘師が手がけていました。このまま順調に乗り込んでいけば、3回新潟開催デビューも視野に入ってきそうです。中舘師は「距離は長いところの方が合いそうで、1800から2000とか。攻め馬でなかなか根性のありそうな感じがしています」と素質を評価。しっかりと仕上げて、初戦Vへの意識が伝わってきました。

 次は宮田厩舎です。今週はダービー前のPOG対談でイチ押ししていた【アヴニールドブリエ(牡、父エピファネイア)】が、7月20日に美浦へ帰厩してきました。5月にゲート試験に合格して以来ですが、22日朝は坂路や南馬場のBダートコースで調整。宮田調教師は「前回いた時は緩かったですが、より筋肉質になって見栄えがしますね。中距離くらいでと思っていますし、期待している一頭です」と、明るい声でした。2回札幌開催でのデビューを目指しており、美浦である程度やってから北海道へ持っていくことになりそうです。同じく新馬の【ヒシルリアン(牡、父キズナ、母スカイフ)】は、順調にいけば2回新潟の芝1800Mでのデビューをイメージしています。「まだ加速するまでに戸惑うところはありますが、フットワークが大きくて、持っているエンジンは良さそう。ゆったりと運べる中距離くらいが合いそう」と評価しています。

 【アルファインディ(牡、父モーリス、母パーシーズベスト)】は、すでに函館に入って調整しており、7月30日の札幌・新馬戦(芝1500M)に横山武騎手でスタンバイ。7月7日にゲート試験に合格した【ポーラライツ(牡、父サトノクラウン、母オーロラエンブレム)】は、すでに20日に放牧に出されています。祖母ブラックエンブレムは秋華賞馬で、母のきょうだいも活躍馬が目立ちます。「先週末にWコースでやって、余裕を持って動けていました。同じ2歳のなかで、よく動けている一頭です。ここで一服させて、そんなに時間を空けずに戻したい気持ちはあります」と語っており、秋にはデビューの期待が高まりますね。【ジーククローネ(牡、父サトノクラウン、母パーフェクトマッチ)】は、7月21日にゲート試験に合格。「ちょっと敏感なところはありますが、気が良くて運動神経がいい。つなぎがやわらかくて芝向きですね」と評価。こちらも一度は放牧に出されて、秋の中山か東京でデビューになりそうです。【タッチャブル(牡、父リアルスティール、母フルボイス)】は、母のきょうだいに11年の天皇賞・秋を制したトーセンジョーダンなど活躍馬が多い血統馬。7月14日にゲート試験に合格して、このまま進めていくことになりそうとのこと。「リアルスティール産駒ですが、まだもっさりしている。やりつつ、どこまで変わってくるかですね。距離は1800から2000はあった方がいいと思います」と、新種牡馬の産駒を評価しています。そして【ラッキーボックスの20(牝、父タリスマニック)】は、7月7日にゲート試験に合格して、8月13日の札幌・新馬戦(牝馬限定、芝1500M)を目指していきます。「気が良くて見栄えがする馬。走りの感じから洋芝を使ってみようと思います」と、語っていました。

 ちょっと美浦を離れている間に、続々と2歳馬が入厩していてうれしい悲鳴ですね。それでは今日のところはこのへんで。

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