【広島】薮田和樹、636日ぶりの1勝「お久しぶりです」 うれしいパパ初勝利

ヒーローインタビューを終え、ポーズをとる薮田和樹(左)と野間峻祥(カメラ・渡辺 了文
ヒーローインタビューを終え、ポーズをとる薮田和樹(左)と野間峻祥(カメラ・渡辺 了文

◆JERAセ・リーグ 広島5―3阪神(20日・マツダスタジアム)

 棚ぼた逆転劇で、薮田が白星を手にした。3番手で7回を3者凡退に抑え、直後に打線が敵失2つが絡む形で逆転。2020年10月22日の敵地・阪神戦以来636日ぶりの1勝が転がり込み、決勝打を放った同期入団の同学年・野間と並んだお立ち台で「忘れた方もいらっしゃると思うんですけど、お久しぶりです」と照れくさそうだった。

 カード初戦の18日に1年ぶりの先発が雨で流れた。「1軍にいられるのは本当にチャンスでしかない」。気持ちを切らさず、登板に備えた。4月下旬に待望の第1子が生まれてから、パパ初勝利でもあった。「(記念球は)確実にプレゼントします」と父親の顔をのぞかせた。

 チームは4番・マクブルームが新型コロナ感染で離脱した危機を白星で払拭し、単独3位に。佐々岡監督は「みんなで乗り越えていかないと。一人一人が自覚を持ってやっているからこその逆転劇」と貴重な1勝をかみしめた。(畑中 祐司)

野球

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年
×