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【京都】“京都の王さん”今秋ドラフト候補の京都外大西・西村瑠伊斗が通算53号、プロ注目右腕撃ち8強

9回1死一、二塁、京都外大西・西村瑠伊斗は追加点となる右中間3ラン本塁打を放ち、ガッツポーズする(カメラ・義村 治子)
9回1死一、二塁、京都外大西・西村瑠伊斗は追加点となる右中間3ラン本塁打を放ち、ガッツポーズする(カメラ・義村 治子)

◆第104回全国高校野球選手権京都大会▽4回戦 京都外大西6―1塔南(20日・わかさスタジアム京都)

 今秋ドラフト候補に挙がる京都外大西の“二刀流”、西村瑠伊斗(るいと、3年)が高校通算53号を放つなど、2安打3打点の活躍でチームの8強進出に貢献した。

 「2番・右翼」で先発した西村の最大の見せ場は、2点リードの9回に訪れた。1死一、二塁。外角から真ん中に入ってきたカットボールを捉えた打球は、右中間芝生席へ大きな弧を描いた。最速144キロのプロ注目右腕、塔南・野原元気(3年)から放った、価値ある3ラン。リードを5点差に広げ、昨秋の府大会準V校にトドメを刺した。

 西村は「打った瞬間、いったなと思った」と完璧な手応えを自画自賛した。9回の攻撃が3者凡退なら、自身まで打席が回らなかっただけに「僕までつなげろと、皆が言ってくれて。チーム全員でつないでくれたので、絶対に(走者を)かえそうと思った」と力をくれたナインに感謝。5回の第3打席では左前打で出塁して3点目のホームを踏むなど3打数2安打で、2四球と合わせて計4出塁。この日は最速147キロを誇る投手としての出番はなかったが、打撃で大きな存在感を示した。

 “京都の王さん”だ。約半年前、上羽功晃監督が「上半身の構えと雰囲気が、すごく王選手に似ていた。西村も体は大きくないが、王さんも力で打たずにタイミングで捉えていた。僕らの時代の憧れだったし、力じゃないんだぞと。だから、似てるやないかと伝えて、イメージづくりしてもらえたらいいなと思った」。一本足打法ではないが、178センチ、75キロの西村に、朝練で王貞治のバッティング動画を見せながら、重要なポイントをすり込んだ。

 西村は「一番、ホームランを打っていて、すごい方だと思うので、似ていると言われるのはいい。王さんは力を抜いてる感じで、あれだけホームランを打った。構えた状態で力が入っていると、バットが全然、出てこないし、力を抜こうと思った。100の力で振るとボールを捉えられないので、70くらい。そこをこの夏、求めている。今は、あまり振らないところから、調子が上がってきていると思う」。世界の本塁打王を参考に学んだ意識から、2戦連発の1、2回戦に続く、今大会3発目。大きな自信をにじませた。

 まずは、昨秋の府大会準決勝で敗れた相手にリベンジし「勝ったら、(次の試合から)吹奏楽(の応援)をやるので、皆と楽しみと言っていた」と笑った。昨夏は府大会決勝で京都国際に敗れて、準優勝。夏は2010年以来、12年ぶりの甲子園まであと3勝。そして数字上の記録だけで言えば、王さんのシーズン最多55本塁打まで、西村個人もあと2発だ。「(55本を)越したい。甲子園に行ったら、60はいきたい」。偉大な先人のように華麗なアーチを架け続け、頂点まで駆け上がる。

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