◆東アジアE―1選手権男子▽第1戦 日本 6―0 香港(19日・カシマスタジアム)
日本代表は格下の香港に6―0で完勝し、白星発進を決めた。11月開幕のカタールW杯に向けた国内組の貴重なアピールの場となる今大会初戦で、A代表デビュー戦となったMF西村拓真は前半22分にチーム3点目となる初得点をマーク。同40分にはペナルティーエリア外から左ミドルでネットを揺らした。
後半10分にもMF水沼宏太のクロスに飛び込み、こぼれ球を決めたFW町野修斗のゴールを“演出”。3得点に絡んだアタッカーは「国歌斉唱を歌ったときは燃え上がるものがあった。結果が出たのは良かった。いつも通りやることを意識していた。まだまだだけど、表現はできたかな」と納得の表情で振り返った。
所属する横浜FMでは、リーグ戦で日本人2位タイの8得点。この日は自身を含む5選手が先発に名を連ね「あれだけマリノスの選手がいてくれるのは自分のことを分かってくれている。だからこそ、いつも通りやってることを表現しようと試合に入った」。デビュー戦でアピールに成功したが「チーム内の競争とかはまったく意識してない。優勝のためにやることがチームのためだし、自分の成長にもつながる。自分に集中していきたい」と言葉に力を込めた。