良血馬のシュバルツガイスト(牡2歳、美浦・国枝栄厩舎、父キタサンブラック)が7月24日の札幌・芝1800メートルでデビューを迎える。
7月19日は札幌競馬場の角馬場からダートコースを1周の軽めの調整。1週前の同13日には函館・芝コースで4ハロンを馬なりで53秒3―11秒7と軽快に駆け抜けた。「全体的にバランスが良くて、前向きさがある。伸びしろもあると思います」と国枝純助手も期待する。
母のフリーティングスピリットはアイルランドの生産馬で、英G1のジュライCを制し、2009年のカルティエ賞(欧州最優秀スプリンター)に輝いた。現在の馬体重は470~480キロ。「あまり動じないタイプ」と、いうところも魅力。鞍上は武豊騎手を予定。2020年のセレクトセール当歳で落札額が1億1000万円まで達した期待馬。夏の札幌の開幕週で鮮やかに新馬勝ちを飾る。