日本代表DF小池龍太、JFLから成り上がりで日の丸の舞台へ「自分にしかない色を」19日・香港戦

トレーニングに励む日本代表DF小池龍太(左)
トレーニングに励む日本代表DF小池龍太(左)

 国内組で臨むE―1選手権は19日に開幕し、4大会ぶりの優勝を目指す日本代表は初戦で香港と対戦する。18日は、千葉市内で非公開練習(冒頭15分間公開)を行った。JFL山口(当時)からプロキャリアをスタートした横浜FMのDF小池龍太(26)は、「自分にしかない色をチームに加えられれば」と初の代表舞台へ準備万端だ。

 首位を走る横浜FMでは左右のサイドバック、時に中盤まで高いレベルでこなす。メンバーをあまり固定しない中、マスカット監督の信頼も厚く、出場時間はGKを除いてMF岩田智輝に続く。豊富な運動量で上下動を見せ、ゴール前にも積極的に走り込むなど攻撃のアクセントになり得る。「与えられた役割を全力でこなすことがチームのため。支えてくださる方のためにも戦う」とキャプテンシーや高い献身性を持ち合わせるプレーヤーだ。

 高校卒業後、当時JFLの山口(現J2)からキャリアをスタートした。J3、J2とチームとともに昇格を果たし、17年に柏へと個人昇格。19年にはベルギー2部のロケレンに移籍した。順調なキャリアを歩んだように見えるが、ロケレンではクラブの倒産も経験し「サッカーできることが当たり前でないことを痛感した。苦しい時間もあったけど、どんな時もできることはあると信じていた」。大きな「チャレンジ」を経てひと回り成長し、20年夏から横浜FMに加入した。

 「日の丸をつけられるように強い思いで頑張っていきたい」と、かねてより日本代表を目標に掲げてきた。母方のいとこである元日本代表MF中島翔哉という「追いかけてきた存在」もいた。世代別代表の経歴はなかったが、着実に日々を積み上げてつかんだチャンス。「まだまだここがゴールだと思っていないし、この代表を機に定着していけるように楽しんでいきたい」と先につながる大会にするべく、「自分が証明してきてことをいつも通り取り組めれば」と最大限小池の色を出していく。

 JFAアカデミー卒業生としても初のA代表入り。「まさか僕が最初にいくと思ってはいなかったけど、そんな素晴らしいことを成し遂げられたことを誇りに思う」と胸を張る。さまざまな期待もかかるが、「いろんな選手を代表することをかみ締めたい。気負いはないし、背負うことは自然なこと。自分からプレッシャーもかけないといけないけど、そこでぶれる人間ではない。選んだことを誇りに思って、ただ選ばれただけではなくてしっかりと自分を表現していきたい」と言葉に力を込めた。

 一歩ずつ、「常に100%」で駆け上がってきた26歳。新卒でJFL入りした選手のA代表出場は史上初の快挙(JFLに所属した流通経大の選手は除く)。W杯まで4か月を迫る中、たくましいサイドバックのさらなる”成り上がり”に期待したい。(小口 瑞乃)

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