【仙ペン】ワーストから始まる物語

スポーツ報知

◆JERAセ・リーグ ヤクルト8―10巨人(18日・神宮)

 真綿で首を絞められるような日々だけど「いっそのこと一思いにトドメを」なんて自暴自棄になってはダメ。ペナントレースと書いて「忍耐」と読みたい今日この頃です。

 どうしたって5年前の悪夢を思い出す。球団ワーストの13連敗。でも、あの時の方がまだマシだったのかもしれない。コロナもなかったし、世界も日本もこんな物騒じゃなかった。

 ただ、球団の関係者でもないのに無責任なことを言い出すヤツがいるのは同じだ。ホント、何も知らないくせして。いや、僕も知らないけど。

 だから「中田の4番は岡本のためにも試す価値がある…」なんて、おくびにも出しちゃいけない。スポーツ報知の黒歴史。「クルーズを使え」の二の舞いは避けなければ。

 そんなわけで肉を切らせて骨をタツノリ―。再び大荒れの神宮です。4試合連続満塁被弾。アゴが外れるような新記録で始まった試合が、こんな大団円を迎えるとは。勝負は家に帰って風呂に入るまでは分かりません((C)ミスター)。

 9回2死一、二塁。ヤクルトには、この人がいたかの内川。2017年の日本シリーズ第6戦。9回の土壇場で同点弾を放った場面が鮮明によみがえってきたから困る。

 結果はご存じの通り。大勢、踏ん張った。丸も勝負強かった。ありがとう、中田。一度くらいは4番を任せても…というのは言わない約束だ。

 ヒーロー不明のワンチーム勝利。だけど、ある意味でこの感激を演出したのは菅野だ。もちろん論ずるに値しないし、原監督の言葉をパクれば「期待したこっちが悪い」と言いたい出来だったのは確か。

 だけど、打たれても打たれても「さらし者」のようにマウンドに立ち続けた姿にはグッときた。何かチーム再生への生け贄(いけにえ)みたいにも見えた。これはエース以外じゃ絵にならない。

 それにしても、ポランコの追撃弾がなければ今季の戦いは事実上、終わっていたはず。いつも静かに笑っているのが頼もしい。みんな大好きのウォーカーに比べ過小評価かも。一度くらいは4番を…ってしつこいな。頑張れ岡本さん。

巨人

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