サッカー日本代表の森保一監督が18日、国内組で臨むE―1選手権の初戦・香港戦(19日、カシマ)を前にオンラインでの記者会見に応じた。4大会ぶりの優勝へ、「タイトルを争う大会。アジアでのレベルアップを図りながら、タイトルを取れるようにベストを尽くしたい」と意気込んだ。
19日の香港戦、24日の中国戦、27日の韓国戦と3試合を戦う上で、指揮官は起用法について「できるだけ多くの選手を起用しながら臨もうと思っている」と明かした。今大会は26人の内11人がA代表初招集。17日に集合したばかりで、広島の6選手と追加招集のFW岩崎悠人は18日から合流する。短い活動期間ではあるが、できる限り、試合の中で新戦力も含めて見極めていく考えだ。
海外組の選手が日本代表の中心となっている現状で、Jリーグの位置づけを示す意味でも重要な大会。選手それぞれも強い思いで挑んでいる。「勝利を目指す、優勝を目指しながら、日本国内の選手の価値を示す、価値を上げる、日本国内のサッカーの価値を上げる戦いができれば。W杯に思いを持っている全ての選手にチャンスがある。E―1選手権でも、選手たち個々の能力を見ながら、W杯につなげていきたい」と戦力の底上げと4か月後に迫るW杯への積み上げを見据えた。