7月17日の福島11R・福島テレビオープン(芝1200メートル=16頭立て)は、3番人気のオパールシャルム(牝5歳、美浦・武藤善則厩舎、父ダイワメジャー)が3勝クラスとオープンを連勝。待望のオープン入りを果たした。勝ち時計は1分9秒4(良)。
スタートをポンと飛び出して素早く2番手に。後は先手を主張したエレナアヴァンティ(14番人気)をかわすだけ。最後の直線を迎えると、絶妙のタイミングでスパート。そのまま後続の追撃を振り切ってゴールを駆け抜けた。江田照男騎手は「スタートを出て、番手に付けられた。右回りは外にもたれる癖があったが、今はなくなった。落ち着きが出て、馬がすごくよくなっている」と会心のレースを振り返った。
管理する武藤調教師も、好ポジションに付けられたことを勝因に挙げた。「ダッシュに磨きがかかってきた。速いのは分かっていたが、あの位置なら何とかなると思った。これでもう少し体重が増えるといいが…。でも、右回りでも走れるようになったから」と成長を喜んだ。今後は、キーンランドC・G3(8月28日、札幌)で重賞初挑戦Vを目指す。