◆マノンルージュ(7月16日、小倉3R・3歳未勝利・芝1800メートル=4着)
8戦目にして初の芝挑戦で、タイム差なしの4着と健闘したディープブリランテ産駒だ。
近走とは異なり、積極的な競馬を展開。先団を射程圏に入れながら、5番手で追走した。残り200メートルで進路ができると、追い出しを開始。抜け出していた上位3頭を追い上げ、勝ち馬オーダーナチュラルと同タイム、3着と頭差の4着に入った。
6度目の騎乗だった藤岡康太騎手は「難しいところがある馬ですが、今日は集中して走ってくれた」と精神面の成長を評価。「芝にも対応してくれました」とコース替わりに手応えをつかんでいた。
デビュー戦はダート1800メートルで8着だったが、以後は1400メートルで6戦して2着1回、3着2回。あと一歩で勝ちきれないレースが続いていた。芝替わりと距離延長でも対応した今回をきっかけに、未勝利を脱出してほしい。(水納 愛美)