【東東京】第2シードの二松学舎大付が8回コールドで初戦突破 先制ソロの親富祖「夏のために夏のためにという練習を日々」

勝ち越しの適時二塁打を放つ二松学舎大付・押切康太郎捕手(カメラ・中野 雄太)
勝ち越しの適時二塁打を放つ二松学舎大付・押切康太郎捕手(カメラ・中野 雄太)

◆第104回全国高校野球選手権東東京大会▽3回戦 二松学舎大付9―2立教池袋=8回コールド=(17日・神宮)

 第2シードから2年連続の甲子園を目指す二松学舎大付が、粘り強い戦いで初戦(3回戦)を突破。市原勝人監督(57)は「年を取るごとに、子供たちの気持ちが分かれば分かるほど初戦は嫌なものですね。若い頃は自分も勢いよくということで初戦はりきっていましたけど、なんか嫌な感じですね。やっぱり慌ててましたね。夏の大会とはこういうもの、というのがよく分かったんじゃないですかね」と苦笑いで振り返った。

 0―0の3回に親富祖凪人右翼手(3年)が「なんとかして塁に出ようと思って」と初球を振り抜き、右翼席へ先制ソロを放った。だが、その後は停滞ムード。1点を追加した直後の6回に守備のミスで同点に追いつかれた。「みんなほとんど初めての夏で。自分と瀬谷だけ経験していたんですけど。自分とか瀬谷がもっと頑張らないと。もっとチームを勢いづけられるように」と親富祖。その後の攻撃で勝ち越し、終わってみれば8回コールドで勝利した。

 先制弾を含む3安打の親富祖は「チームの勝利に貢献できるのがすごくうれしくて。チームに必要とされるような人に、これからなっていきたいなと思っています。夏に(甲子園に)いかないと意味がないと思います。夏のために夏のためにという練習を日々取り組んできました」と表情を引き締め、次戦を見据えた。

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