【徳島】大阪桐蔭苦しめたドラフト候補の左腕 鳴門の冨田遼弥が0封発進

スポーツ報知
5回を完封した鳴門のエース左腕・冨田遼弥

◆第104回全国高校野球選手権徳島大会 ▽2回戦 鳴門11―0名西=5回コールド=(16日・鳴門オロナミンC)

徳島では、センバツで大阪桐蔭を苦しめた鳴門・冨田遼弥(3年)が5回2安打無失点でコールド発進した。

 2回1死満塁のピンチ、表情を固くする冨田に「笑え!」とベンチから何度も声がかかった。「(初戦の)緊張は感じていなかったけど、勝手に(緊張)していたのかも」。仲間の声に表情が和らいだ左腕は、無失点で切り抜けて、笑顔でベンチに戻った。

 今春センバツ1回戦で、優勝した大阪桐蔭を苦しめた。準々決勝から決勝まですべて2ケタ得点(2回戦は不戦勝)の強力打線を3点にとどめた。「1球で仕留めてくる。少しも投げミスできないと感じた」。初戦敗退だったが、聖地で大きな教訓を得た。また、「投げきる力、気迫がすごい」と準Vの近江・山田陽翔にも刺激を受けた。

 春の四国大会で優勝したが、体が横振りになり、本来のフォームから遠ざかった。その修正に取り組んで迎えた夏初陣。3回以降は立て直し、6三振を奪って、5回コールド勝ちした。プロ5球団のスカウトが視察。巨人・岸スカウトは「才能ある左投手。右打者のインサイドへの角度のある球がいい。スライダーも、勝てる投手の変化をしている」と高く評価した。

 「センバツは100点に近い投球だったのできょうは20点」。冨田の自己採点が厳しいのは、全国レベルを意識するからこそ。「甲子園で大阪桐蔭を倒して優勝したい」とキッパリと宣言した。(瀬川 楓花)

 ◆冨田 遼弥(とみた・りょうや)2004年4月26日、徳島県板野郡生まれ。18歳。藍住西小2年から藍住西ファイターズで野球を始め、藍住中では徳島藍住リトルシニアでプレー。鳴門では1年秋からベンチ入り。最速144キロ。変化球はスライダー、チャンジアップ。177センチ、82キロ。左投左打。

 ◆センバツ1回戦(3月24日)

鳴  門000 000 100-1

大阪桐蔭002 000 01X-3

 【センバツ大阪桐蔭戦VTR】鳴門・冨田は8三振を奪って8安打3失点と好投。準々決勝からの3試合で大会新記録の11本塁打を放つ大阪桐蔭打線と互角の接戦を演じた。8回にスクイズで3点目を奪った大阪桐蔭・西谷監督は「柔道に例えるなら一本勝ちは無理。寝技に持ち込もうと考えた」と苦戦を認めた。

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