南こうせつ、50年来親交の山本コウタローさん悼む「また一緒に歌いたかったです」

南こうせつ  
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 シンガー・ソングライターの山本コウタローさんが4日に脳内出血のため73歳で死去したことを受け、50年以上の親交があるシンガー・ソングライターの南こうせつが追悼のコメントを寄せた。

南のコメントは以下の通り。

 1970年代、彼は「ソルティーシュガー」で「走れコータロー」がヒットし、僕は「かぐや姫」で「醉いどれかぐや姫」を歌い、当時はライバルというより仲間で一緒に楽しんでいました。

 時は流れて1986年、コウタローから電話があり、我々が日本人として今こそ核兵器廃絶のコンサートをやりたい。ということでした。もちろん大賛成で一緒にプロデュースをしました。

 世界中のミュージシャンに呼びかけ、海外からも著名なアーティストが参加してくれました、翌年から、大友康平もプロデュースに加わり、ハウンドドッグはもちろん、安全地帯、尾崎豊など…。その後10年にわたりビックなアーティストに参加して頂き大いに盛り上がりました。

 最後に会ったのは3年前の8月6日、広島の原爆養護ホームに慰問へ行った時でした。彼はいつも弱い人の立場から、社会の不公平感を自問自答しながら笑顔で生きていたイメージがあります。出会って52年、また一緒に歌いたかったです。お悔やみ申し上げます。

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