【仙ペン】下克上の夏、正念場の夏

スポーツ報知

◆JERAセ・リーグ 阪神3―0巨人(14日・甲子園)

 朝乃山の下克上(と言っていいのか?)以外、見所がないのではと心配していた名古屋場所。始まってみれば、やはり面白い。

 下克上と言えば少し気になっていた若元春が大関初挑戦で正代を撃破。こらえていたのは涙か笑いか。取組直後の表情が印象に残る。

 そして結びの一番では逸ノ城が横綱の照ノ富士を寄り切り全勝を守った。3年ぶりの金星だという。再び輝きだした怪物…いや、ここは相撲じゃなくて野球の話をしないとね。

 こちらも大金星です。高校野球茨城大会の科技学園日立。あの常総学院を相手にジャイアントキリングを演じた。常総が初戦で姿を消してしまうとは。

 日本中で番付が引っ繰り返る。そんな本日のトリはビッグボスでした。堂々の6連勝か。これで7月は8勝3敗。最下位から混パへの殴り込みが始まった。

 そんなわけで、こちらもそういう流れなんでしょうか。歴史的な開幕逆噴射で最下位を独走していたのも今は昔。横綱野球でカード勝ち越しの阪神…なんてことはともかくとして、巨人はどうしちゃったのか。

 伊藤将に今季2度目の完封負け。前日の西勇も素晴らしかったけど、さらに隙がなかった。左腕どうこうというレベルじゃない。弱り目にたたり目。どん底の時に限って絶好調の投手とマッチアップしてしまうのが切ない。

 シューメーカーはそれなりに頑張っていた。7回にロハスに3点目を被弾。続く梅野の四球の判定にご立腹の様子だったけど、マウンドを降りてきての不満表明。あれは危なかったぞ。

 球審が球審なら退場になりかねない行為。お前さんが怒る相手は味方打線の方だよ。懐かしのマイコラスだったら「リクゥ!」とどなっていたかもしれない。

 岡本和や丸、ウォーカーを差し置いて、あえて我らが増田陸。凡退ですら絵になるこの人には、何があってもゲームに出続けてほしい。ただ、経験を積むためにも、ある程度の結果は残さないと。

 このまま失速したら「2軍以上レギュラー未満」という最大派閥に吸収されるぞ。育成からの、そして借金生活からの下克上も、ここがホントの正念場だ。

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