日本サッカー協会は13日、国内組のみで挑むE―1選手権に臨む日本代表メンバー26人を発表した。最多7選手が選出されたJ1首位の横浜FMに所属するMF岩田智輝がオンライン取材に応じ、「しっかりとマリノスでやっているような献身的なプレーや球際は見せていきたい」と意気込んだ。日本代表は19日に香港、24日に中国、27日に韓国と対戦する。
25歳の岩田は、東京五輪世代で編成された19年の南米選手権でA代表デビュー。当時は右サイドバックやセンターバックが主戦場。五輪代表には選出されず、「悔しさはずっとある」と横浜FMに加入した昨季から挑戦しているボランチでの日本代表入りを強く目標として掲げてきた。「レベルが高いし、海外でやられている選手ばかり。距離は感じていたし、もっとやらないといけないと思っていた」と率直に感じてはいたものの、J1屈指の運動量、球際といったタフさを存分に発揮する。「新しい自分というか、成長を見てもらいたい」と中盤でのプレーに自信も示した。
日本代表のボランチは、MF遠藤航(シュツットガルト)が一番手の現状だ。「ボランチをはじめた時は、これからのサッカー人生で上まで目指せるのではないかと思っていた。今回評価されたことはうれしく思うし、でも満足してるわけではないので、もっと良くなるように」と語り、4か月後に迫ったW杯へ、「少し前の自分だとW杯は夢のまた夢。でも今回選ばれて、チャンスがあるなら少しでもアピールして、可能性を広げられるように頑張りたい」と気合を込めた。